■住民にわかりやすい説明とは ~何を理解してほしいかを押さえること
今回は以前実施した研究職向けのプレゼンテーション研修をレポートします。ポイントとしては、住民にわかりやすく、と学会で評価されるようにと2つに絞り、実施いたしました。
特に「住民にわかりやすく」は先方の課長様より、どうしても難しい言葉を使ってしまうので、指摘してほいと直接、ご要望をいただきました。
確かに後ろでお聞きしていると、一生懸命説明をされているのですが、専門用語が多く、素人にはわかりにくいものとなっていました。技術的な説明が多く、住民に理解してもらいたい、「それで何がよくなるのか?」「どう便利になるのか?」という点の説明が足りませんでした。
これは、相手のレベルに合わせるというプレゼンテーションのポイントをうまくつかめていないこともあると思うのですが、「何を理解してほしいのか」という目的が明確になっていないことも原因ではないかと感じました。
■ところ変われば、ポイントも変わる ~長くわかりにくい説明が必要な場合も!
面白かったのは、学会向けの方です。
通常、テーマは簡潔にした方がわかりやすいのですが、学会に限っては、長くなってもよいので、新規性や目を引く単語を入れることというポイントの説明がありました。
まずはプレゼンを聴こうという気になってもらうために、必要だということです。例えば、「カ(蚊)を使った○○」ではなく、「セスジユスリカの特性である蚊柱を活かした○○」などとするということです。※実際の題名ではなく、創造です。わかりやすくても、他と同じようで埋没してしまってはダメということですね。
また、質疑応答の時間を必ず取ることという解説もありました。これについては、学会の目的の一つはディスカッションであるということを理由として挙げています。
住民向けにしても、学会向けにしても、そのプレゼンの目的が何か、という点が重要ということですね。
プレゼンの他のポイントはぜひプレゼンテーション研修で身につけていただければと思います。
【プレゼンテーション研修ラインナップ】
プレゼンテーションの基本が徹底的に学べる内容です。多くの実習を行いますので、短期間でのスキルアップが見込めます。
伝えたいことが上手く伝わらないと、業務に支障をきたしますし、場合によっては、人間関係にもひびが入ってしまいます。「伝える力」をわかりやすく学べる内容です。
パワーポイントの使い方から、1対多数のプレゼンテーションまでを学べる内容です。大勢の人の前だと緊張してしまうという方にお勧めです。
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