■ポイントは面倒くさいを抑える
仕事を進めるにあたって、手間を惜しまないことで、結果や成果が大きく変わります。例えば、交通費や経費の精算などは月末にまとめるのではなく、毎日入力する、会議などで疑問に感じたことはその場で確認・解決する、さらには、変更点や決定事項は最後に確実にすり合わせておく、などです。手間を惜しまないことで時間の短縮や手戻り、ミスの減少につながります。
これらは、ビジネスパーソンとして当たり前の行動なのですが、思ったより、きちんとできている人が少ないことも事実です。なぜでしょうか?
「面倒くさい」というのが一因だと思われます。確かに、外出から疲れて帰ってきて、さっさと帰宅したいときに交通費の入力は面倒ですし、資料づくりがあれば、そちらが優先されてしまいます。また会議や打ち合わせが終わってホッとしている雰囲気で、最後に確認・質問を入れることは、これも面倒ですし、結構勇気が要ります。
実は、仕事の質の向上は、この面倒くさいという気持ちを抑えられるかにかかっています。面倒という気持ちのまま、放っておくと、かえって面倒なことになることは、皆さまも経験されているのではないでしょうか?
■継続は「できそう」と「楽になった」から
当たり前の行動をしていく上で、重要なことは「継続」と「定着」です。一時的にできても、長続きしなかったり、やったりやらなかったりでは、意味がありません。かえって失敗の原因にもなりかねません。では、どうしたら継続できるでしょうか?
継続は「できそう」なことを選ぶことが第一歩です。例えば、1時間の時間超はいやでも、3分なら可能ではないでしょうか? この3分で、その日の仕事の成果を確認する、次の日の予定を確認する、などができます。
二歩目は「楽になった」ことを確認する、結果のチェックです。3分チェック実行で、手戻り・ミスが少なくなった、いつもよりスムーズに仕事に取りかかれたなど、結果を確認することが、さらなる継続を生みます。
最後に、この結果のチェックですが、どのくらいも把握できると、より効果的になります。
研修では、仕事を円滑に進めるための、様々なヒントが盛り込まれています。これから伸びていく若手職員の方々から、壁にぶつかってしまった中堅職員の方々まで、ためになる研修です。