「ビジネス文書研修」と聞くと、新入職員様向けという印象をお持ちの方
が多いと思いますが、インソースにはベテラン職員の方に是非受けて
いただきたい「ビジネス文書研修」がございます。
もちろん、管理職職員様をはじめ、ベテラン職員様は普段から
「ビジネス文書」の作成には手馴れていらっしゃることと思います。ただ、
よくお伺いするのが「書けることは書けるけど、これが本当に正しい
ビジネス文書なのか自信がない」というお声。確かに、ご自身が「新人」
として入庁された時に、「きっちりとビジネス文書の型を勉強した」という
方は少ないようです。
今回は、新入・若手職員向けの「文書研修」と何が違うのか、今回は
ざっくりとですが、ご紹介させていただければと思います。
■ビジネス文書の基本を復習する
前述の通り、ベテラン職員様の「ビジネス文書」に対する悩みは
「それが正しいのか判断がつきかねる」ことのようです。
そこで研修の前半は、「ビジネス文書とは何か」という「超」基本の
部分から皆様に考えて頂きます。また「ビジネス文書を作成する
際に意識しておくこと」をお伝えします。
普段皆様が何気なく書いていらっしゃる文書も、改めて整理
すると意外に「あ~、そういうことだったんだ」と新たな発見が
多いようです。
また、「良いビジネス文書作成」の「コツ」や「考え方」を「型」
よりも優先してお伝えします。「型」だけをお伝えすると、例外が
出てきた時に「はて、困った」という事になりますが、考え方を
身につけておくことで、「こう書いたら、だいたい正しい」とご自身の
判断基準がセットされます。
つまり「例外」が出てきても、その考え方に基づいて「失礼が
ないかどうか」を見極められるようになるということです。
■要約演習・悪文添削演習を通じて「ビジネス文書のエキスパート」
になる
さて、「ビジネス文書の基本的概念」が整理できたら、早速演習を
行います。ベテラン職員様はすでに多くの文書作成を手がけてこられ、
その職場での文書作成規定も頭に入っていらっしゃると思います。
ですから、「文書の型を覚える」演習はあまりやりません。
その代わりに、ベテランの方に必要になってくる「要約演習」と「悪文
添削演習」をお願いしております。具体的には以下のようになります。
1.「要約演習」で「長い文章のポイント」を即座に把握するトレーニングを
積んで頂きます。
具体的には1,000~2,000字程度の長文を、200字、あるいは
50字にまとめる、というものです。同じ文章を要約するといっても、
「担当者がその上司へ提出する要約文」にするのか、それとも「職員
として住民の方に内容を説明する要約文」にするのかで、押さえるべき
ポイント、また完成した文書の内容は変わってきます。「自分の立場と
相手の立場を常に意識して」文書を作成する事の重要性を演習を
通じて学んで頂きます。
2.「悪文添削演習」
ここでは、これまで講義や要約演習で学んできたポイントを踏まえて、
「一読してもよく内容が掴めない文章」や「明らかに自分の立場を
わきまえていない」ような「典型的な悪文」を添削する訓練をして
いただきます。
ご自分の部下や後輩から提出された文書に、「書き直し」とつき返す
だけでは、組織全体の文書作成スキルの向上は遅々として進みませ
ん。「何故この文書はよくないのか」きちんと伝えることができるように、
研修中に、ある程度スキルアップをして頂こうと考えています。
こうして、これまで部下に文書作成を指導を行う難しさを感じていた
ベテラン職員の方に指導のポイントをつかんでいただきます。
■受講者様の反応
研修終了後、「1度きっちりと文書の研修を受けたかったので、
大変ためになった」とか、「今まで漠然と見ていた文書の概念が
整理され、部下指導にも役立ちそうだ」という嬉しいお言葉をたくさん
頂戴しています。
「書く」能力を向上させる事は「論理思考力」「報告力」強化の近道
でもあり、管理職の義務でもあります。
「今年の階層別研修は何をやろうかな」とお考えのご担当者様に、
ぜひおすすめしたい研修の一つです。
その他、お客様のご要望に応じて必要なカリキュラムを作成させて
頂きます。是非、お気軽にお問い合わせ・ご相談下さいませ。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方