以下のような状況について、上司に報告(連絡・相談)を行う際、留意すべき点(タイミング・伝え方・手段 他)を考えてください。
■住民から伝言を頼まれたら・・・
【例】
年末の最繁忙期を迎え、課長以下、全職員が毎日てんてこ舞いの状況。ある住民から電話があり、「先日窓口に行った時、おたくの岡山さん(同僚の臨時職員の方)の応対は素晴らしかった。公務員の鏡だ。ぜひ本人と上司に伝えていただきたい。」という絶賛をいただいた。
【対応】
・急ぎではないので、上司の都合を考慮します。ただし、必ず当日中に上司に伝えます。こういうことは忘れる可能性が高いので、伝え忘れのないよう気をつけましょう。
・自分(もしくは上司)から全員に周知するために、内容を取りまとめることも必要となるかもしれません。誰がどのようにすべきかを考え、上司に相談しましょう。
・岡山さんには、できればすぐ報告してあげるとよいでしょう。
■業務の応援を頼みたい時・・・
【例】
月末まであと3日。処理しなければならない申請書類が溜まりに溜まっている。追加で来る書類もあり、間に合わない可能性が高いが、気合いで終わらせられる気もする。前任の山口主任に応援を頼んだところ、「補佐(上司)から資料作成を指示されてるんだよ。手伝ってやりたいけど、俺の一存では決められないな。補佐に聞いてくれ」と冷たい。
【対応】
・遅延する可能性と業務の現状を伝えます。「○○なので、遅れそうです」
・打開策として山口主任の応援を考えていること、主任は上司の許可と取るようにと言っていることを伝え、依頼してよいかを聞きましょう。
・その他の打開策(完了できる条件等)があれば用意します。
■緊急に伝えなくてはならないことがあったら・・・
【例】
「民家に公用車で突っ込んでしまった」という連絡が同僚の広島主事からあった。住人・同僚ともに怪我はないが、突っ込んだ民家が炎上し、現在、消火活動中とのこと。上司は現在、大ホールで住民説明会を行っていて、呼び出せる状況ではない。
【対応】
・会場内で様子を見計らい、話かけられるタイミングで、この上なく簡潔に伝えます。「広島主事がクルマで民家に突っ込みました。民家が火事です。けが人はいません」
・上記に加えて、メモを渡すのもよい。(本当に簡単なもの。くどいと読めません)
☆次週もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方