【~インソース代表舟橋「トップセールスになるヒント」】
~インソース代表舟橋「トップセールスになるヒント」 【第30回】
■入金が早い営業担当者は会社全体から喜ばれる
入金の話というのは、営業担当者にとって、
お客様に切り出しにくい話題の一つではないでしょうか。
しかし、お客さまが「いつ入金をしてくれるか?」
こういった入金(支払い)について、
経理担当者はとても気にしているものです。
なぜかというと、
入金というのは会社の経営に直結してくるからです。
たとえば、入金が遅延した場合、
自社にとってどのような損失が発生するのでしょうか。
まず、入金の処理が遅れた額だけ、新しい業務に
投資ができなくなります。
加えて、企業は一般的に、銀行などから、
(お金を)借り入れて事業をしているので、返済が遅れた場合、
その分だけ余計な金利を支払う必要が出てきてしますよね。
このように、「経理の流れ」という観点から「入金」を捉えた場合、
「入金」を出来るだけ早く済ましてくれる営業担当者は、
経理・財務担当者にとってすごく頼もしい存在に映るのです。
(同じように、過剰に余っている商品を、高く売ってくれる営業担当者は
在庫担当者にとって、非常に頼もしい)
「経理の流れを把握して、営業を行うということ」
このように、社外だけでなく、社内への目も持って仕事を遂行すれば、
経理・財務からの人気もどんどんあがっていくのではないでしょうか。
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■経理の流れを知ることで、一段レベルの高い営業ができる
営業担当者は普段、会社の外でお客様の矢面に立っているので、
経理担当者がどんな仕事をしているのか、
なかなか分からないものです。
しかし、経理の流れを知っていれば、
より一歩進んだ営業ができるようになるのではないでしょうか。
たとえば、お客様が「商品を買いたいが、支払いはいつもでいいよ」と
おっしゃった場合、皆さんはどのようなことを考えますか。
経理の流れを熟知されている方であれば、
お客様の声から、下記ようなことを推測されるのではないでしょうか。
「お客様の予算は、おっしゃっている金額より、
もっと大きいのかもしれない。もう少し買ってもらえる交渉してみよう」
デキる営業担当者は、お客様の「支払いはいつでもいいよ」という
言葉から、上記のような推測をしているかと思います。
また、次のようなケースはいかがでしょうか。
「商品を買いたいが、支払いを延ばして欲しい」というケース。
もし経理に精通しており、バックオフィスの内情に長けた方であれば、
次のように考えるはずです。
「自社が損害を被ってしまうが、仕方がない。
お客様にも都合があるだろう。しかし、
代わりにこちらの提案を何か呑んでもらえないだろうか」
かりに営業担当者が経理の流れを知っていれば、
お客様との会話から、先方の台所事情を推測できるようになります。
そして、バックオフィスの内情を把握していれば、
社内から高い評価を得られるような営業を
できるようになるのではないでしょうか。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方