【「営業マンにとってのクレーム」(最終回/計3回)】
「営業マンにとってのクレーム」(最終回/計3回) 【第32回】
4.「クレーム情報の社内連携が上手にできる」
営業担当者は組織のアンテナです。
顧客からのクレームは、新しい仕事のネタと考えましょう。
そこで、自分の失敗だから、トラブルを隠蔽するのではなく、
全社的に共有し、新たなトラブルを別の誰かが起こさない。
また、業務の改善、新規事業のタネとして、活用すべきです。
ですから、日頃から上手にトラブル、
クレームを伝えるような動きができる事が求められます。
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5.「解決するにも社内メンバーの活用が巧みである」
営業担当者は、日常的に社内をどれだけ把握しているかが、
営業成果を決めます。特に、クレーム対応時には、
顧客と社内の調整をするのが営業の役割になりますが、
顧客には、頼るものが営業担当者しかいません。
よって、営業担当者が社内を把握し、
仕切れるかどうかを顧客はたえず、注目しています。
営業担当者は、クレームを抱え込まず、
早く解決する様、社内連携を取っていきます。
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6.「とにかく、動きは迅速」
営業のクレーム対応は、早く動くことが重要です。
「なぜ、早く動くか?」は、顧客の気持ちになって考えると
分かり易いと思います。
それは、顧客は、解決できるかどうかはいざ知らず、
営業担当者が急いで対応してくれている事に満足するからです。
また、クレーム対応の状況を定期的に連絡するのも鉄則です。
まずは、毎日、進捗状況を報告するべきです。
一番危険なのが、放置し、連絡を取らなくなることです。
殆どの場合顧客は悪い想像をし、最悪の場合、
訴訟になる事さえあります。
覚えておきたいのは、顧客の時間感覚です。
クレーム対応時は、時が経つのに敏感になっています。
言葉づかいにも注意がいります。
「すぐ」に連絡するとは、5分以内に連絡することです。
「後ほど」とは30分以内に連絡することです。
また、「後日」連絡するとは、2日以内に連絡することです。
実際、どんなトラブルも急いで対応すると、
思ったほど大きくならずに済むことが多いものです。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方