【第2話/1編】
私は生命保険の営業担当者(男性)です。
「お前がいくら来てもムダだよ。
俺みたいなヤツには若い女の担当者をつけるべきだ。
営業の鉄則だろ!」と
お客様からご意見を頂きました。
しかし、営業担当は、「地域」で担当を分けられており、
お客様さまの属性やご希望では分けられておりません。
確かにお客さまの言うとおり私ではなく、
若い女性営業担当者がこのお客様を担当すれば、
取引は拡大するかも知れません。
ただし、私にはお客さまの担当変更権限はありません。
もし、担当変更すると、その女性担当者に、
難しいお客様を押し付けることにもなります。
どうすればいいのでしょうか?
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【舟橋ならこう考える!】
時にこの様な事をおっしゃるお客様はいます。
まずは、冗談で言っているのか、本気なのかを確認する
必要があります。
逆に「若い女は嫌だ、男性の営業をつけろ」と言われる事もあります。
いずれにしろ、「担当変更」をすべき話ではありません。
◇営業担当者は、長期的な利益確保が目的、
真のニーズにあった営業活動が必要
確かに担当者を変更すれば、お取引は拡大するかもしれません。
ただし、そのようなお取引は必ず長続きしません。
もしくは、次へとつながりません。
商品・サービスに対する真のお客様ニーズに基づくお取引でなければ、
結局、女性担当者に代わって取れたとしても、
今度は別の理由で取引が切れてしまう可能性が高いと考えられます。
営業担当者が目指すべきものは、長期的な利益確保です。
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◇こんな場合の切り抜け方~熱意を持って、
責任を持って仕事をしている事を伝える
お客様も人間ですので、「好み」はあるかもしれません。
しかし、提案力の高い営業担当者は嫌われません。
また、人間的魅力があれば、老若男女、
地位の高低なくご評価いただけるものです。
通常通り、このお客様に対する、
勉強、訪問回数、提案内容で勝負すれば良いと思います。
それでもダメなら、諦めても問題ありません。私が上司なら許します。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方