◆トップセールスの営業術(計4回)
≪第1回≫「商談の進め方」(1)
≪第2回≫「商談の進め方」(2)
≪第3回≫「誰を相手に商談するのか?」
≪第4回≫「商談内容をメモする」
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■商談の進め方
商談の進め方について改めて、今回考えてみました。今回は特に法
人営業のステップについて、ご紹介いたします。
その1:事前準備
事前準備が営業成果を決めると言っても過言ではありません。顧客
(または顧客企業)について徹底的に「知っている」事は商談を進
める上で極めて有効になります。
特に営業初心者が徹底的に準備する習慣をつけると、営業成績は簡
単に良くなります。「自社の事をとてもよく知っている」という事
を印象付ければ、談相手の警戒心も和らぎ、また、自分が「ビジネ
スのプロ」である事も印象付けられます。
その結果、より早く、商談の核心に近づける事になります。
(1)基本的な情報を用意する~受付でまごつかないために
当然ながら、顧客の住所、地図、担当者の部署名、名前、電話番
号は控えて持っていく。これは、当たり前です。訪問先の受付で
まごつくことがない様に必須です。(恥ずかしながら、私は「誰
に会うんだっけ?」という調査ミスが多々あります。)
(2)企業の公開情報を調査する~インターネットのHPは必ず見るこ
と!
次に企業であれば、ホームページなどを参照し、業種、会社概要、
業務内容なども調べて頭に入れておくこと。特に最近のトピック
(新製品の発売、海外進出 等)を調べておくと話がしやすいで
す。加えて、会社概要に書かれている取引先を見ておきます。思
わず、自分の知っている企業が書かれていたりします。そんな場
合にはそこを糸口にして商談を進める事も可能です。
<1>既存取引先の場合~「重要な顧客」か「そうでないか」を聞く
こと
既存先の場合には、過去の取引経緯を読んでおくこと、過去3
年ぐらいの売上額、収益額などを調査しておくのです。また直
前の担当者に話を聞いておくのも大切です。ただ、過去の担当
者は「担当者が怖い」とか「買う気がない」などあまり良いこ
とは言わないものです。ですから、聞くポイントは、当社にと
って重要かどうか?と最初の取引経緯を聞くのがポイントです。
<2>上場企業の場合~儲かっているかどうかをチェックすること
もし、上場企業であれば直近の株価、売上げ、収益動向なども
頭に入れておきます。当然ながら売上げや収益が上がっている
時には、セールスはしやすいものです。
<3>役員に会える時
お名前をWEBで検索してみましょう。いわゆる「エゴサーチ」
というものですが、業界団体の役員をしていたり、○○大学の
OB会の幹事をしていたりなど会社以外の顔が発見できるかも
しれません。
(3)持参物を用意する~メモとペンを忘れずに!
商品・サービスのパンフレット、名刺、サービス品(粗品)は必
ず持ちましょう。もしあれば、新聞、雑誌に掲載された「自社記
事」も持っていけばなお良しです。ここで忘れてはいけないのが
メモ用紙とペンです。商談の結果をきちんとした形で残すことが
次の商談につながります。必ず持参しましょう!
次回も「商談の進め方」(2)をお送りいたします。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方