■営業に迷ったら、マーケットを限定してみよう
まず、営業効率を優先し、特定の業種・特定の地域で「お客様を限定」して、
アプローチするという方法が考えられます。
例えば、自社から徒歩や電車で1時間以内に訪問できる特定業種の約100社に、
徹底的にターゲットを絞り、電話や訪問で徹底的にアプローチするなどです。
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■ターゲットを絞ることで業務知識とアプローチ回数が自然と増え、
獲得が容易になる
上記のように、1時間以内にある会社をターゲットに絞った
メリットが以下のように、すぐにでてきました。
(1)地域を限定することで、訪問する際、移動時間が短くて済み、
結果的にアプローチ回数を増やすことができる。
(2)同じ業種ばかりアプローチするので、業務知識がつく。
(3)小さなマーケットが幸いして、認知度が上がる。
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■小さなマーケットでもシェアが上がれば売上は上がる
当初、こんな不安もありました。
「マーケットを小さく絞ってしまうと、セールスチャンスも減ってしまい、
ジリ貧になるのではないか?」
実際、アプローチ開始から半年間はまったく売れませんでした。
やっと半年で小さな案件が1件、また3ヶ月売れず、
もうだめかなと思っていると、細々と会社がつぶれない程度に
売れ始めました。
しかし、1年半後、約3割のお客様との取引獲得ができました。
その後、それ以上なかなか増えず、停滞。
次にそれを超えると、スルスルと6割程度までお取引先が
増えていきました。結果的には、作戦として大成功でした。
その理由を考えると、小さなマーケットが幸いして、
認知度が上がったのが理由だと思います。つまり、「目立った」のです。
取引先の「××が使っているなら安心」「××が使うのはなぜかな?」と
安心感+好奇心が次々とお客様を呼んだのだと思います。
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■営業効率は極めて重要
営業効率を考えると、お取引先の分類と選別はやはり有効です。
もし、「広く、大きなマーケット」を担当しているのであれば、
移動効率を考え、一定地域にターゲットを絞るのが有効です。
また、お取引の金額や採算が違うなら、特定の層をターゲットに
絞るのも有効です。
※但し、絞ると言っても、総訪問回数を落としてはいけません。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方