【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【13】
■紹介営業歓迎の方とお断りの方を見分けるコツ
紹介営業は、お客様の中にも、歓迎してくださる方と、嫌がる方
がいらっしゃいます。ただ、お客様がどちらのお考えをお持ちか
は、切り出してみないとわからないので、まず一言言ってみまし
ょう。
(なお、逆にこの一言でわかるので、私はお客様一人あたり1回
しか言ったことはありません)。
「この商品を、○○のご担当者様に提案させていただきたいので、
ご紹介いただけますでしょうか」
紹介営業は、この一言でOKです。ポイントは、紹介してほしい
意図を明確に伝えることです。商品によっては、別の担当者さん
が検討しているかもしれませんので、その方にお話したほうが良
いと思います。また、良い商品は他の人にも紹介させていただく
ほうが、お互いにとって良いと思います。そんな気持ちでお願いし
ます。
■お客様からの返答のパターンとそれに対するレスポンス
返答のパターンはいくつかあります。下に挙げてみますので、参考
にしてみてください。
1.お客様「○○については、佐藤というものが担当しています。
興味があると思うので、ぜひ営業してください!」
→「ありがとうございます。良いご提案ができるよう、がんばります。」
このパターンが一番多いです。お客様も、良い商品やサービスは他
の方にも紹介したいと思ってくださっているようです。
2.お客様「こちらからお電話するように、担当者に伝えておきますね。」
→「もしよろしければ、お名前をお教えいただけますでしょうか。
こちらからお電話させていただきます。」
これで名前を教えていただければ、アプローチするのにてっとり早い
です。電話で「必要ない」と断られることもありますが、直接お話でき
る分、次につながりやすいです。なお、お名前を教えていただけなけ
れば、あきらめます。
3.「こちらの部署は、営業がたくさん来る部署なので・・・。」
→「資料だけお渡しいただけますでしょうか?」
資料や、もしくは名刺だけお渡しいただきます。飛び込み営業と同じ
で、まずは会社の存在を知っていただきます。
4.「まだ紹介する義理はないと思います(笑)。」
→「そうですよねー。また追々お願いします。」
こんなのもあります。まだお取引がないお客様に、言われました。
早く弊社の商品の良さをわかってほしいです!
という気持ちで、引き続き営業します。
最後に、紹介営業は自分を信頼してもらって初めて実現するので、
日々の対応を丁寧にしていなければなりません。逆にいうと、他の
方にも紹介していただけるように、いつも仕事を丁寧にするよう心掛
けることが大切だと思います。
■営業の先輩からのコメント
紹介を依頼する絶好のタイミングがあります。それは、「契約(納品)
直後」です。お客さまの満足度は、車なら納車直後、サービスならご
提供直後が最も高いのです。内向的な方は、「もう少し仲良くなって
から」とタイミングを逃しがちですが、一度、勇気を出して「直後作戦」
をお試しください。
中島もこれで何件か上手くいきました。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方