【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【17】
■実際に行ってしまいましょう
私は、とにかくものすごく世間知らずで、ほとんど知識がないので、お客
様と話すことがありません・・・。というわけで、土日を使って、来週いくお
客様に話すネタづくりをしていました。
化粧品会社にいくために、その会社の化粧品を買ったのが最初です。洋
服店やレストラン、スーパー温泉、美術館、パチンコ店、映像・情報・通信
の企業様が集まる国際展示会なども行きました。紙の会社に行くために
ティッシュを買ったり、旅行がてら地方の工場を見てきたりもしました。研
修はどの業界も営業先になるので、色々なところに行けるのは楽しかっ
たです。
■お客様の商品、実は5ミリ!!
特に国際展示会に行ったときは、面白いと思いました。お客様の会社が
作っているものが、実は虫眼鏡でしか見えないくらい細かい、5ミリくらい
の電子部品だ、ということを知ったり、日常的に使っている音声のシステ
ムだということを知ったりしました。会社の名前は知っていても、何を作っ
ている会社なのか、実は知らないことって、ありませんか?
■とにかく具体的に話す
体験してきたら、お客様にお伝えするときのポイントは、とにかく具体的に
いうことです。「いつ、誰と、どこの店に行って、何をした、どうだったか」
等。また、「○○さん(お客様)にお会いするために、あえて行ってきまし
た」ということをきっちりと言うことです。どんなに話し下手でも、事実が
あれば、スラスラと話ができますし、盛り上がります。何より、お客様の
顔が全然違うので話したくなります。お客様、普通の話をするときより、
生き生きとした顔をされますので、私もうれしいです。
■営業が"お客様"だとクレームが言いにくい?!
余談ですが、先日コンタクトレンズの会社のお客様より面白い話を聞きま
した。「この前、おれ営業の人に、クレームを言ったんだよね。そしたら
彼、しゅんとした顔で、帰りがけにぽろっと、うちのコンタクトレンズを使
っているっていったんだよ。おれ相当バツが悪かったよね。うちのコンタ
クトレンズを使っていたら、みんなお客様だから。先に言ってくれたらよか
ったのにね」。
こちらが先にお客様になってしまう、というのは、若干関係が変わるみた
いです。そういう意味でも、おすすめです。
■舟橋からのコメント
お客様のユーザーになるのは、受注への近道です。ぜひ試していただき
たいです。私も、わざわざ買い物に行ったり、行けなければホームページ
を見たりということをしています。
忙しくなるとなかなか実際に行くことができませんので、ホームページを
じっくり見るのが有効です。財務諸表やキャッシュフローを見たり、お客
様のお取引先や株主を見たりもします。
とにかくお客様のことを知って、悪いことはありません。積極的にお客様
のユーザーになりましょう。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方