【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【23】
インソースの中島です。
「私の上司は、いい人なのですが、いつも忙しそうなので、なか
なか話しかけられません」。こんなことって、ありませんか?・・・
私はよくありました(今でもそうですが)。会社から上司同行を推
奨してもらっても、実際お願いってしにくいですよね。忙しい上司
の時間3~4時間を、自分の案件に割いてもらうなんて、申し訳
ないような気がして、言い出せません。
■"タイミング"と"お願いの仕方"が大事
内気な私たちにとって、上司同行のお願いで、大事なのは"タイミ
ング"と、話の"内容"です。(もちろん、忙しそうにしているときは話
しかけたらいけません。)具体的には、以下の通りです。
(1)上司に同行を頼むときの頼み方~大事なのはタイミング
◎お願いするとOKがもらいやすいタイミング
・上司から「調子はどうだ?」といわれたとき
・上司が「売上が足りない・・・」と思っているとき
・自分が受注できたときの後(うれしい報告とともにお願いする)
×お願いしたら断られるタイミング
・上司が忙しいとき
・上司が機嫌が悪いとき
・上司が疲れているとき
・上司が「スパルタ的に部下を成長させなくては」と思っているとき
(2)話の"内容"
・次からは、上司が話したことなどをとにかくメモし、次回からは自分
が説明できるようにすると言う
・上司でなければならない、理由を要点をまとめて言う
・「お忙しいところ大変恐縮ですが」と申し訳ない気持ちを出して言う
・お客様の思いを伝える「先方は本当にこの研修を良いものにしたい
と思っています」 など。
上司が相手でも、お客様が相手と同じように、事前準備をしっかり
して臨みましょう。
■細かい隙を探す
実は私、このようなタイミングを見計らうのは得意でした(笑)。怒られ
るのが嫌なので、じっくり時期を見計らっているからでしょうか?内気
な人の強みだと思います。
自分なりに、たとえば「上司が背もたれに背中をついたとき」とか、
「他の人が上司に話しかけて帰っていった後」とか、こういう細かい
隙を探すのが大事です。
なお、こっぴどく跳ね返されてしまっても、「タイミングが悪かった」と
思うことにして、再チャレンジしましょう。
■今の上司・松木からのアドバイス
~内気な部下のお願いはついつい聞いてしまいがち
本件については内気な方は大変有利です。普段から気兼ねなく相談
やお願いごとをしてくる部下よりも、内気な部下のお願いごとには「そ
れなりの覚悟と根拠があって、勇気を振絞ってやってきたな!」と感じ
てしまうものです。
また、中島のようにお願いするタイミングを密かに狙えるのも内気
な方の特技かもしれませんね。ただし、大事に考えていただきたい
のは「根拠」の方です。
新規先や規模の大きさ、案件の重要性、商談相手の役職など、上司
同行の根拠(理由)を3つは用意しておきましょう。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方