【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【43】
あの人は凄いな~、いつも早く帰ってるのに大口受注を取ってきて・・・というような、世の中には営業スキルがとてつもなく高い方がいます。私は、そのような方とは真逆の営業です。どちらかというと、どんくさく不器用で、営業トークも下手です。
新卒の時、採用面接で「君、営業向いていないよ」と言われたこともあります。
悔しくて悔しくて、営業本を何冊も読んだりしました。そんな、不器用で口下手な営業の藤田ですが、新卒で入社した求人広告の会社では、なんとびっくり! 関東では常に営業成績トップ(全社でも5番以内)を取る営業になることができました。こんな不器用で口下手な私が、どのようにして営業を行なったのか、実践している営業スタイルをご紹介させていただきます。
営業成績を上げるために何を行なったのか。私は、自分の劣っているところを認識し、それをカバーするために他の営業の2倍・3倍の努力をしました。根性論か~と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、どんなに不器用で口下手な営業でも、努力でカバーできるんだということに気づいたとき(特に努力したことによって成績が上がり、成功体験を実感できたとき)には、何にも増して強い営業になることができると思っております。
この努力するときのポイントは、正しい方法で努力するというところです。ただガムシャラに、人の2倍テレアポして、訪問していれば売上げが上がるということではありません。以下には、正しい方法での努力の仕方をご紹介させていただきます。
1.自分が納得できる目標を立てる
私が考える、正しい努力をするために一番必要なことは、納得できる適切な目標設定です。これは、会社で定めるものもあると思いますが、重要なのは、やさしすぎず、難しすぎず、努力して届くか届かないか微妙なラインの目標であることです。そして、自分が納得できるかどうかがポイントです。会社で定めた目標が合わない場合は、私は自分で目標を設定しました。
2.目標から逆算して考える
目標は3ヶ月単位で作成していますが、目標達成のために必要な売上額を、1ヶ月ごと、1週間ごとに割り振ります。そうすることによって、何が足りないのかが明確になり、やるべきことが見えてきます。具体的には、「紹介をいただけるように声かけをする」「新規開拓のために1日5件テレアポを実施する」「絶対に受注しないといけない先へのアプローチ方法を考える」など、足りないところを補うための作戦を考えます。ここが、正しい努力をするためのスタートラインになります。
3.あとは、目標に向かって突っ走るのみ
準備が整ったあとは、1日単位で目標達成のために突っ走ります。重要なのは、上記で挙げた、足りないために必要な努力目標は、必ずやりきるというところです。今日はできなかったということは、なしです。もし何らかの理由で1日の目標が達成できない場合は、翌日の目標にプラスし、週単位では必ず達成できるようにします。
4.TO DOを消し込むことに喜びを感じる
1日単位、週単位でやるべきことが見えると、それを紙に箇条書きで書き出します。書き出すときは、できるだけ細かく書きます。
(例)
・○○さんにメールを送る
・○○様の提案書作成⇒送付する
・○○について調べる
・机の中整理
・○○さんに電話 など
これらを書き出し、優先順位を付け、できたら赤色のボールペンで消し込んでいきます。私は、このTO DOを消し込むことに喜びを感じられるようになりました。そして、常に仕事をTO DOリスト化し、消し込んでいくことで、モレなく、確実に仕事ができ、集中して目標達成に向けて打ち込むことができます。
(おまけ)
私は、携帯から会社のパソコンにメールをよく送ります。お客様から頼まれたことを忘れないためにですとか、通勤中に会社で今日やるべきことをまとめて送ったり、非常に良く活用しております。会社に戻ると、パソコンをチェックして、すぐにTO DOリストに書き足しています。
このような流れで、私は営業を行なっております。営業のスキルを上げていくことは営業として重要ですが、劣っていることを認識しながらも、それを努力でカバーしていくことも可能です。不器用で口下手な内気営業の皆さん、ぜひ参考にしていただければと思います。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方