【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック71】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック71
■「短所」を考えるより、「長所」を考えた方が良いといわれた話
新人や若手なら、先輩に質問をすることってすごく大事ですよね。私は先輩に「先輩は、自分の短所って何だと思いますか?」と質問をしたことがあります。すると先輩は、「うーん・・・」と考えた末、あきらめて、「人間、長所と短所があるけど、短所を意識するよりは、長所を意識した方がいいよ。短所を埋めようとするよりは、長所を伸ばすように考えていった方がいいよ。」と教えてくれました。「そうかぁ」と思ったのを覚えています。そこで、先輩に「自分の強みを知る」ということについて、語ってもらいました。
■自分の強みを知るための5つの項目があります (営業の先輩・森崎より)
ビジネスでは、自分の強みを活かした仕事が利益を生み出します。他人の土俵で戦っても、成果は期待できません。同様に、長所を伸ばすことを徹底する方が、短所を是正するよりも、効果的に成果を上げることができます。
では、自分の強みや長所とは一体何でしょうか。この問題は突き詰めると深く、哲学的な命題にもなります。とはいえ、現在まで様々な方法が考え出されています。まずは自分に合った方法で自分を見つめ直してみましょう。新たな気付きが得られること請け合いです。(どの方法も、雑念を捨て、リラックスできる環境で実践されることをお勧めします。)
(1)自らに様々な質問をしてみる。
回答から自分の強みに対する気付きを得る。例は以下の通りです。
・自分の望みは何ですか?
・自分の出来ることは何ですか?
・自分がやるべきだと考えていることは何ですか?
・自分が役に立つことは何ですか?
・これから実現しようと考えていることは何ですか?
・どうして○○だと思うのですか?
・なぜ○○だと思うのですか?
(2)自分が持っているものをリストアップしてみる。物品だけではなく、目に見えないものにも焦点を当ててみる。そこから自分の強みを分析する。
・特定の知識 ・経験 ・スキル ・キャリア、学歴
・人脈 ・趣味、興味 ・お金 ・ステイタス ・こだわり
(3)座禅を組んで瞑想してみる
1つの命題について、なぜ、どうして、理由は? と繰り返し自らに問うてみる。何度も反芻し問うてみることで、真の強みを探り当てる。
(4)時間の要素を取り入れる
時期を決めて、自分の強み、価値観、将来の方向性など、期するところを整理しておく。年に1回や、半年に1回、新たに抱負を洗い出し、以前のものと見比べる。これを数回繰り返すことで、精神の変遷から自分の強みを把握する。継続することで、より深く自分の強みを知ることが出来るようになる。
(5)他人の意見を聞いてみる
案外自分の考える自分の強みと、他人の考える自分の強みは違うものです。素直な気持ちで他人の意見を聞いてみると、新たな自分の発見があるものです。
いかがでしたか? 他にも沢山の方法があると思います。まずはいろいろ試してみられてはいかがでしょうか。
■まずはやってみよう!
いずれの方法であれ、どのような自分に気付いたにしろ、そのまま放置していては意味がありません。本当に大切なことは、自分の強みを伸ばし活用し、望む自分に変わっていくためのアクションを起こすことです。まずはやってみる。違和感を感じたら、何度でも修正していく。変わる自分を受け入れ、行動につなげ、折に触れ反省する。自己マネジメントにPDCAサイクルを取り入れることこそが重要なのです。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方