【営業担当者としてパワーアップを図る】
営業担当者としてパワーアップを図る 【11】
■情報収集のポイント
商談の相手が法人の場合は、その商談が「すぐに」実を結ぶものばかりではありません。お客さまによっては、長期プロジェクトを遂行されていらっしゃる場合もあれば、企画の序盤段階で、純粋な「情報収集」の一環として提案してほしい、というような要望もあります。
しかし、みなさまに課されている目標は、常に短期的目標です。目標達成のコツは、その案件がいつ実を結ぶかを見抜くことです。
・お客さまは、「いつ」必要とされているのか
・お客さまの判断基準は「なに」なのか
・お客さまの決定権は「だれ」にあるのか
・競合他社は「どこ」なのか
■お客さま要望を把握したら~帰社してからが勝負
ヒアリングによって、お客さまからいただいたご意見をもとに提案書を作っても、上手くいかない場合があります。それは、お客さま自身が「真の要望」に気づいていないからです。
お客さまからいただいたご意見を、必ず自分でかみくだき、何度も考えましょう。このひと手間によって、お客さまの真のニーズが見えてきます。
たとえ、自社商品ではお客さまのご要望に応えられなかった場合でも、すぐに諦めてはいけません。お客さまのご要望に応えられない分、その他の自社商品のメリットを十分に理解していただくことで、お客さまの判断基準が変わることもあるのです。
例えば、お客さまの予算10万円だったとしましょう。自社商品の最低価格が12万円だとしたら、金額面ではお客さまのご要望にお応えできません。しかし、自社のアフターサービスについて強力にご説明することで、ご成約は可能です。決めるのはあくまでお客さま、自分で勝手に判断したり、諦めることは避けましょう。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方