★安易に見積もりを提出してしまった営業担当者のお悩み
先日、毎年お取引のあるお客様に頼まれ、今年の見積もりを提出しました。毎年のことなので、例年通りの見積書を提出したところ、今年は発注をいただけませんでした。営業に配属されて5年目。仕事に自信がついてきたところで甘さが出てしまったのでしょうか?
★営業成功のヒント
お見積もり提出に、例年通りは通用しない。毎年、発注を受けていても、油断しない。
■昨年どおりの見積り提出はNG
毎年、同様の見積りの依頼を受けるケースがあります。たとえ、いつも発注をいただいているお客様であっても、安易に昨年どおりの見積書を提出することは避けましょう。
実際に、自治体などでは、複数の業者に「参考見積」を取るケースが見られます。そして、その「参考見積」を高くしすぎてしまってしまうと、入札に声がかからないケースもあるのです。少なくとも上位2社くらいには入っておくようにしたいものです。
■前任者や上司によく相談する
参考のつもりで出した見積もりをふるい落とし(ほぼ本見積)に使われてしまうことがあります。理由は結構単純で、『改めて各社に見積を依頼するのが面倒』だからです。「そりゃないよー」という声もあるかもしれませんが、真実です。もちろん、まじめにきちんとしたステップを踏む担当者さんもたくさんいらっしゃいます。
とにかく、後になって泣きを見ないように、既存案件については、「前任者や上司によく相談」してから提出してください。新規案件については、失うものはないので思い切っていくのも良いでしょう。
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