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「わかる」を「できる」にするチェックシートを活用する~部下の行動は上司の指導を映す鏡

「コミュニケーションの取り方指導研修」は、若手のコミュニケーション課題をテーマに社内外でアンケートを取りながら、若手・中堅・管理職向けと、各階層の課題にあわせた研修として作成しました。

上司は「心構えや姿勢が気になる」部下は「マナーで失敗したくない」

若手は、「いつ上司に話しかけるのか」、「案内の仕方は正しいか」といった細かいマナーを気にするコメントが多くみられました。一方、上司側は根本的なコミュニケーション姿勢や心構えに言及するものが多く、上司側と部下側でのギャップを感じる結果となりました。

若手が感じる課題

<組織内でのコミュニケーション>

  • オンラインで顔合わせはしていたが、実際に会うことが初めての方への挨拶
  • 雑談をしていいときとそうでないときの空気が読めない
  • メールで連絡すべき内容か、直接席まで伺う内容かを悩む

<組織外でのコミュニケーション>

  • 席に座るタイミング
  • 社外の方の案内の仕方(エレベーター等)
  • 雑談に割く時間の適正な長さがわからない
  • お客さまの無理な要望に対する断り方

管理職が感じる若手の課題

<組織内でのコミュニケーション>

  • 相手への気づかい、配慮にかけている
  • 他者へ関わろうとするマインドが少ない(あいさつなどがない)
  • 謙虚さ、感謝の姿勢が見られない
  • ホウ・レン・ソウがメールのみなど適切にできていない

<組織外でのコミュニケーション>

  • 受動的で反応が少ない、積極的な姿勢が見られない
  • 相手との会話の仕方(一方通行になりがち)
  • 準備不足(相手の時間をいただくことを分かっていない)
  • マナー(服装、来客・訪問時の対応、言葉遣い)

上司は指導することを整理する

若手のコミュニケーションに課題があると言いつつも、忙しさを言い訳に、指導が不十分になっている人も多いのではないでしょうか。部下はこういうことで失敗しがち、とわかっているのであれば、その点を指導ポイントとして教えることができます。また、失敗したくないと考える部下の気持ちに応えることにもなります。

研修内では「フィードバックシート」として、仕事の場面ごとにチェックポイントを洗い出していきます。受講者コメントからは「チームで共有して使いたい」、「シートを持ち帰って具体的にしたい」などの声がきかれています。

シート作成例

場面:営業訪問時

項目 チェックポイント チェック欄
社会人としての基礎 ・身だしなみは清潔感があり、整っているか
事前準備 ・資料は予備を準備しているか
・事前に時間や場所の確認ができているか
・同席者がいる場合は事前の連絡などができているか

<受講者コメント>

  • 部下に嫌われる勇気を持って、しっかりと部下に介入していきたいと思います。部下を信じきって、やや指導不足であったということと、部下の顔色をうかがいすぎていたと気付きました。
  • 自身の行動が見られていてそこから学ぶことも多いと感じた。まずは自身の行動を見直して手本となれるように意識したい。
  • 日々忙しいとなかなか思い至らないテーマだったため、時間をとって考えられたのは良い機会だった。
  • チーム内で業務の習熟度や業務量にバラつきがあり、差が大きいのでフィードバック用のチェックシートを用いて見える化と平準化をしたいと思います。

コミュニケーションの取り方指導研修~気づかいができる部下を育てる

部下指導の中でも、マナーやコミュニケーションに関連する部分に焦点をあてた研修です。

オンラインでのコミュニケーションが増えるなど世の中の変化に伴い、若手の感覚と管理職側の感覚にはズレが生じることも多くなっています。そのギャップを当社内と企業の人事・教育担当者さま向けに実施したアンケート結果をもとに認識していただきます。

管理職としての仕事のひとつに部下指導があることを改めて認識し、部下にどのようなマナーやコミュニケーションのポイントを教えておけばよいかを考えます。営業訪問やお客さま対応・社内コミュニケーションでの失敗例を使ったケーススタディで適切な指導を具体的にイメージしたり、中途社員へのフォローアップや情報共有の仕組みなど職場づくりの施策も検討するプログラムです。

よくあるお悩み・ニーズ

  • 若手のマナーやコミュニケーションが気になるが、上手く指導できていない
  • 管理職がハラスメントなどを意識するあまり、指導をなかなかできずにいる
  • 管理職にはメンバーへの指導やコミュニケーションが活発になる職場づくりを期待したい

本研修の目標

  • 部下と自身のコミュニケーションについての意識・感覚の違いを認識する
  • 管理職の役割を改めて考え、自身のマナーやコミュニケーションについて見直す
  • 部下が起こしがちな失敗から指導のポイントを整理する
  • 働きやすい職場づくりをコミュニケーション面から考えられる

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セットでおすすめの研修・サービス

【動画教材】コミュニケーションの取り方指導講座~気づかいができる部下を育てる

本講座では、指導者自身の日頃のコミュニケーションやマナーを振り返りつつ、部下指導について改めて考えていただきます。

「自分の感覚と若手とのギャップ」を確認し、自分ができていなければ人にも教えられないことや、社会人の先輩として教えておきたいこと、部下の感情に振り回されず落ち着いて考えること、様々な人と関わりやすい組織づくりなどについて学び、「気づかいができる部下」の育成を目指します。
若手・上司の間での感覚のズレにお悩みの方に非常におすすめのコンテンツです。

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