現場の監督者を「イマドキ」に。育成に必要な部下・後輩のトリセツ
インソースの「現場・現業職向け 部下・後輩との接し方研修」は、実際に高卒新人を採用した工事業を生業とする経営者から聞いた話をもとに、開発しました。
その経営者の方は「イマドキの若い子っていうのは、打たれ弱い」「きつめに言うと怖がってコミュニケーションが取れない」というお話をされていましたが、実はこういったお話は組織の規模や新入社員が高卒か大卒かなどに関係なく、よく聞くお悩み(嘆き)です。
自分が育ってきた当時の新人への接し方と、いわゆる「イマドキ世代」との接し方は大きく異なることを知り、彼らが心地よく働ける環境を整備していかなくてはいけません。
「昔の常識」を超えて、新しい時代の部下育成へ
①「昔はこうだった」からの脱却
「反省が見られない部下」「自ら学ぼうとする姿勢がない部下」などのケースを通して管理・監督者にとって「当たり前」だった指導に対する考え方を更新することから始まります。講義部分では、イマドキ世代が働くうえでの価値観を学び、伴走しながら育てることをお伝えします。
②「ハラスメントリスク」を正しく認識する
現場では危険と隣り合わせの作業が多く伴います。「危ないから怒鳴った」という愛情のつもりでも若手従業員からすると「怒鳴られた」という恐怖感だけが残ってしまい、意図と違う捉え方をしてしまいます。
現業職として従事する方がきつく言ってしまいがちな場面を題材に、どんな風に伝えれば効果的に伝えられるのか、ハラスメントにならないのかを考えます。
③良い関係性を継続して築く
新人・若手だけでなく管理・監督者側にとっても働きやすい職場にするために必要な「職場の雰囲気づくり」について学びます。具体的には、あいさつや雑談をはじめとして管理・監督者が日常的に職場でどのようにふるまうべきかを学んでいただきます。
2024年4月から建設業界をはじめ、ドライバーを多く抱える物流業界などに労働時間の上限規制が始まっています。日々の業務のプレッシャーもより一層増しているものと想像します。是非、日々の部下指導についてのお悩みを相談、解決する場としてご検討ください。
(現場・現業職向け)部下・後輩との接し方研修
工場や建設現場といった現場の仕事は危険を伴う作業があるため、どうしても指導や注意がきつくなってしまいます。また、これまで自身がうけてきた指導方法しかわからず、今もその当時の育て方を実践している方が少なくありません。
本研修では現場でよく起こるケース設定を基に、今の若手を育てるために必要なポイントを学びます。受講者同士で意見を共有し議論することで日ごろの行動を振り返り、どのように指導・注意すればよいかを考えていきます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 指導・監督者が育ってきた頃と状況が変わり、従来の育成方法ではうまくいかないと感じる
- ハラスメントにならないよう指導したいが、具体的に気をつけるべきことがわからない
- 部下・後輩との関係構築で、職場全体の雰囲気をよりよくしていきたい
本研修の目標
- よくある事例を通して日々の指導方法を振り返り、改善につなげられる
- ハラスメントリスクに関する基本知識を学び、指導に活かすことができる
- 部下・後輩と「よい関係性」を築くために、どのように行動すればよいかわかる
セットでおすすめの研修・サービス
建設業界向け若手社員研修~仕事の進め方編
他者視点から自分の求められる役割を考え視座を高めるとともに、相手に伝わる話し方の工夫・配慮の仕方、報連相、お客様との信頼関係を築くコミュニケーションの仕方、ポジティブシンキングで、前向きに成長につながりやすい意識の持ち方を理解し、成長イメージを持ち、キャリアパスを自分で描けるようになっていただく研修です。
建設業向けハラスメント防止研修~協力会社へのパワハラを防ぐ
自社が発注者側に回る際、「自分はお客さまだ」という権利意識が肥大化すると、協力会社に高圧的な態度を取る、不当要求をするなどのパワハラ行為をしてしまうことがあります。パワハラはコンプライアンス違反であり、人手不足を加速させて工期を遅らせ、その結果経営をも狂わせかねません。相手が仕事を引き受けてくれるか、期待通りの成果を上げてくれるかどうかは、現場の信頼関係やコミュニケーションにかかっています。
本研修では、協力会社へのパワーハラスメントを防ぐために、法律知識とコミュニケーションスキルを学びます。単に従業員の加害行為を防ぐだけでなく、現場のやり取りを円滑化し、働きやすく安定感のある職場を目指します。