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インクルージョン
子育て中・シニア・障がい者・LGBT・国籍などの多様性を認め、理解する「ダイバーシティ」にとどまらず、企業の戦力として活かす「インクルージョン(包括)」が求められています。人材確保が難しい今の時代、新しい価値観への適応と多様な人材の活躍推進は、どの組織も取り組むべき課題といえます。
ダイバーシティ&インクルージョン実現の第一歩は、経営層や人事、管理職層が具体的に行動することです。制度導入や基礎知識の勉強ももちろんですが、実務においては「業務を細分化」することが重要です。多様な人材は得意分野も多岐にわたります。一連の業務プロセスを可視化・細分化しておくことで、個々の特性にマッチした業務を割り当てることができます。この適切な業務分担・配置こそが、インクルージョンにおける管理職層の役割です。
また業務がマッチしていても、当人や周囲のメンバーの居心地が悪い環境は生産性を低下させます。全員が自然に仕事に専念するためには、どうコミュニケーションや指導をすべきかといった手法を、管理監督者が身につける必要があります。リアルなケーススタディや、マイノリティワーカー本人の体験談を聴くことで、当事者意識を醸成することも大変有効です。
障害者雇用率制度も騒がれる今日この頃、精神的な啓蒙ではなく具体的な取り組みとして、インクルージョンの推進をしてみてはいかがでしょうか。
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