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  • 2021年11月15日
  • 新作「人権デューデリジェンス研修」負のリスクから組織・人材を守るために
  • 新作「人権デューデリジェンス研修」負のリスクから組織・人材を守るために
  • コラム「3つの観点からESGの取り組みを考える」企業の取り組み例やメリットとは?
  • 新無料セミナー「押さえておきたい研修設計基礎 ADDIEモデル」

早速ですが、最近テレビやWebニュース、動画コンテンツで 「人権デューデリジェンス」という言葉を見聞きされたご担当者さまも多いのではないでしょうか。

「人権デューデリジェンス」を一言で表すと、企業・組織の、人権に対する適切な取り組みのことです。人権を尊重する社会の意識が年々高まっている今、世界的に注目度が上がっている人事テーマの一つでもあります。

そこで本メールの前半では、現在ラインナップ拡充中の人権デューデリジェンス研修情報をお届けいたします。本Webページでは、人権デューデリジェンスそのものについても解説しております。

その他、旬のコラム「3つの観点から『ESG』の取り組みを考える」、新作の無料セミナー「押さえておきたい研修設計基礎『ADDIEモデル』」などもご紹介いたします。皆さまの人材育成に、少しでもお役に立ちますと幸いです。




1.新作研修「人権デューデリジェンス関連研修」
~人権方針をもとに、4つのプロセスに分かれる取り組みを各種ご支援します




「人権デューデリジェンス」とは、企業・組織における、人権に対する適切で継続的な取り組みのことです。具体的には、人権への負の影響・リスクを特定し、そのリスクを分析し、適切な対策を策定、実行するプロセスのことを言います。


<人権に関する意識の高まり>
1990年代以降、先進国のグローバル企業が途上国で事業展開するにあたり、強制労働・児童労働・環境破壊などが問題となりました。

こうした流れを受け、2011年、企業と人権に関する最も重要な指針である「ビジネスと人権に関する指導原則」が定められました。各国には、自国の実状と法令に則した、人権に関する国別行動計画(NAP)の策定も求められました。

日本のNAPでは、企業・組織がその活動における人権への影響の特定、予防・軽減、対処・情報共有を行い、人権デューデリジェンスを導入することが明記されています。


<人権デューデリジェンスの取り組み>
企業・組織に求められる取り組みとしては、策定した人権方針をもとに下記4つのプロセスに分かれます。

 (1)人権へ負の影響を与えるリスクを特定し、影響度を評価する
 (2)顕在的・潜在的なリスクを未然防止する対策を行う
    (教育・研修の実施、社内環境・制度の整備 等)
 (3)モニタリング(対策の効果測定)
 (4)外部への情報公開
   (報告書をWEBで情報公開、報告書としてまとめて公開 等)

インソースでは上記4つのプロセスについて、各フェーズの取り組みを強化する研修をそれぞれご用意しております。
以下、4つのプロセスごとに、関連研修の一部をご紹介いたします。


<人権デューデリジェンス関連研修のタイトル一例>

(1)人権へ負の影響を与えるリスクを特定し、影響度を評価する
  =自組織における人権について、負の影響が与えるリスクを特定し、
   そのリスクが発生した際の「影響度」「発生頻度」でリスクを評価します。

   ・リスクマネジメント研修
    ~人権デューデリジェンス導入に向けた基本知識を学ぶ
   ・リスクマネジメント研修~基本編

(2)顕在的・潜在的なリスクを未然防止する対策を行う
  =ハラスメントやダイバーシティに関する教育・研修、労働時間や
   労働環境に関する社内環境・制度の整備、プライチェーンの管理体制や
   そのスキーム強化、といった観点から対策を実施します。

   ・ハラスメント防止研修~セクハラ・パワハラを生まない職場づくり
   ・ダイバーシティ&インクルージョン研修
    ~「個」を活かし競争力を高めるための組織戦略を考える
   ・部下とのコミュニケーション実践研修~心理的安全性の高い職場を作る
   ・働き方改革研修~ワークライフバランスの実現を考える編
   ・品質管理・不正防止・持続可能性配慮のための
    「サプライチェーン・ガバナンス」の実践手法

(3)モニタリング
  =「適切な質的・量的指標に基づいていること」
   「人権への悪影響を受けた利害関係者を含む社内外からの意見を活用すること」
   という軸で、対策の効果測定が求められます。

   ・リスクマネジメント研修~内部統制基礎編

(4)外部への情報公開
  =成果については、WEBサイトへの掲載や、人権報告書や統合報告書として
   まとめて公開をするなどの情報公開実施が求められます。

   ・リスクマネジメント研修
    ~人権デューデリジェンス導入に向けた基本知識を学ぶ


人権デューデリジェンスの取り組みは、職場環境の改善や従業員のモチベーション向上、企業・組織イメージの向上など、実に様々なメリットをもたらします。

「人権」というテーマに関して、現時点でお心当たりや職場の課題をお持ちの方は、以下フォームもしくは弊社営業担当までお気軽にご相談くださいませ。
数あるラインナップの中から、貴組織の状況に適した研修をご提案させていただきます。

【迅速対応】WEBお問合せ・ご相談フォーム


\他、「人権」「職場環境改善」に関連する新作講座も多数ございます/
【開催日程】12/13(月)10:00~16:45、12/28(火)10:00~16:45 など

=コミュニケーションを工夫することで、周囲とどのように心理的安全性を高めていくのか学んでいただきます。言いたいことを伝えるためのアサーティブコミュニケーション術、本音で話せる環境を作るための面談の活用方法などを、よくあるケースをもとに実践的に習得できる内容です。

【開催日程】12/15(水)10:00~16:45、1/25(火)10:00~16:45 など

=これからの働き方やキャリアを多面的に考え、ワークライフバランスを実現しながらいきいきと働くための考え方を学ぶ研修です。「これからの30年シート」といった長期的視点でのアプローチや、「キャリア・アンカー」といった自分の価値観の整理を通して、ご自身のキャリアについて考えていただきます。

【開催日程】2/16(水)10:00~17:30 など

=主に経営側の立場から労務管理を捉え、組織の成果につながる運用の仕方について考えていただく研修です。ルールとしての労務管理の基本を押さえつつ、管理職にありがちな悩ましい状況を踏まえ、どう判断し行動すべきかを考えていただけるよう、実践的なプログラムになっております。


上記のような各種講座をよりお得にご受講いただける、
ポイント制割引サービス「人財育成スマートパック」もございます
(公開講座なら最大50%の割引が適用されます!)



2.コラム「3つの観点から『ESG』の取り組みを考える」
~環境・社会・ガバナンスを考慮した企業の取り組み例や、そのメリットとは?

地球温暖化による気候変動や、人口の急増による環境破壊問題など、人類が豊かに生存し続けるための基盤である地球環境は限界に達しつつあります。そんな危機的状況から脱するべく、「サスティナブル(持続可能)な社会」に寄与することが、企業・組織にとって重要課題の一つとなってきていますね。

サスティナブル社会を目指す世界の潮流のなかで注目されているのが、「ESG」の観点です。

特集1つ目に続き、人権や環境などの社会課題に対して企業がどう取り組むのか、あらゆるステークホルダーが注目しており、「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」という3つの観点を取り入れた経営戦略が求められています。

そこで下記コラムでは、ESGについて分かりやすく解説したうえで、ESGの観点を経営にどう取り入れていけば良いか、ヒントをお伝えしております。
ぜひ、お気軽にご覧いただけますと幸いです。



(1)あらためて考える「ESG」とは

企業・組織が持続的な成長を維持するためには、E・S・Gそれぞれに対する取り組みを重要な「経営戦略」と位置づけ、推進していく必要があります。

 ・環境(Environment)
  =提供する製品・サービスは、環境に配慮されているか?
 ・社会(Social)
  =働く人の労働環境は、多様性があり働きやすい環境か?
 ・ガバナンス(Governance)
  =法令遵守や情報開示の徹底などを通じて、透明性が確保されているか?

近年は一般投資家の間でも、投資先を決める際の判断基準としてESGへの取り組みが重視されるようになっています。「ESG投資」といい、企業の長期的な成長を測る指標としても注目されているのです。

つまり、株主から選ばれる企業となり、機関投資家からの評価を向上させるESG経営は、企業にとって重要な株価対策の一つと言えます。


(2)ESG経営がもたらす事業運営上のメリットとは

 ・顧客ロイヤリティの向上
  =近年は、製品やサービスの良し悪しやプロモーションだけで
   企業の価値が判断される時代ではありません。
   企業の地球環境への影響や人権問題などへの配慮を重視したうえで、
   商品の購入やサービスの利用を決める傾向が、消費者の間でより強まっています。

   つまり、ESGにしっかり取り組んでいる姿勢をアピールすることで、
   「顧客ロイヤリティ」、すなわち企業・組織やブランドに対する
   顧客の愛着や信頼度を向上させることができます。

 ・優秀な人材の確保
  =ESG経営によって社会的評価が高まると、それに比例して企業・組織の
   イメージもアップするので、従業員のモチベーション向上につながります。
   社会貢献ができる組織の一員であるという誇りは、従業員の愛社精神を高め、
   優秀な人材の離職を防止することができます。

   また、労働環境の整備や人材育成、ワーク・ライフ・バランスへの配慮など
   人的資源を大切にすることで、優秀な人材の採用という好循環も期待できます。

 ・経営リスクの回避
  =インターネットの普及やコンプライアンス意識の高まりといった
   社会変容を背景に、従来見られなかったケースでの不祥事発生リスクや、
   世間からの批判リスクが顕在化しています。
   不祥事は業績に悪影響を及ぼし、株価の下落や企業・組織の
   社会的信用を失墜させる要因ともなりかねません。

   組織体質、企業文化、マネジメントの質といったガバナンスに問題がないかなど、
   ESGの視点は、リスク管理の観点においても極めて重要です。
   経営リスクを回避することは、結果として長期的な成長や安定につながります。


(3)自組織でできる具体的な取り組みとは

 ~ESG活動の例~
 ・E:環境問題への取り組み
  =温室効果ガス排出、再生可能エネルギー、海洋プラスチック問題対応 など

 ・S:従業員や社会に関する取り組み
  =労働環境への配慮、人権問題への対応、地域社会への貢献 など

 ・G:規律・企業統治の効いた取り組み
  =コンプライアンス・情報開示の徹底、経営幹部の報酬決定方法の開示 など




コラム前半部分をご覧いただき、ありがとうございました。

現在、ESGへの取り組みは全ての企業・組織の責務となっています。2000年代におきたCSR活動のブームは、どちらかというと "社会貢献" 的な側面が強いものでした。しかしその後、ESG/SDGsの考え方が出てきたことによって、企業・組織の経済活動と社会課題の解決を両立させる考え方が主流となりました。

これからの時代を勝ち残るための成長戦略として、ぜひ本日のコラムや、弊社のSDGs研修をご活用いただけますと幸甚です。



3.新作無料セミナー
「押さえておきたい研修設計基礎『ADDIEモデル』」

~人材育成・研修設計の基礎となるプロセスモデルを解説いたします! 他3種


<開催日程>
・11/18(木)15:15~16:30

<内容>
昨年と今年は、これまで対面で実施していた研修を中止、または急遽オンラインへの移行など、大変な時期を過ごされたと思います。

中止した研修の再開検討や、オンライン実施した研修を対面に戻すか、といった検討と合わせて、「そもそも研修効果は上がっていたのか?」「そもそもこの研修は必要なのか?」上記のような議論が内部で挙がっている組織もあるのではないでしょうか。

近年、人事制度の改定に合わせた研修体系の再設計、働き方の変化に合わせたスキルのアップデートなど、従業員教育や研修見直しに関するご相談も、多く承るようになりました。

そこで本セミナーでは、研修やトレーニングを成果につなげるための考え方として、研修設計の基礎となるプロセスモデル「ADDIEモデル」をご紹介します。単に理論を紹介するだけでなく、実際の業務でどのようなことに取り組んでいく必要があるのか、実務とも関連づけながら解説いたします。

・スピーカー:ミテモ株式会社 シニアディレクター 小田川仁氏

<セミナー当日の予定>
 (1)研修設計のプロセスモデル「ADDIEモデル」とは
 (2)ADDIEモデルの各プロセスで具体的に何をするのか
 (3)研修設計で重要な目的と目標をどのように設定するのか
 (4)効果測定を行うために必要なこと
 (5)成果につなげるために研修以外に取り組むべきこと

<こんな方におすすめです>
 ・研修設計の基礎的な考え方を知りたい方
 ・研修の効果測定ができるようになりたい方
 ・人事部門、人材開発部門、研修部門のご担当者さま



<開催日程>
・11/24(水)15:00~16:00
・12/7  (火)15:00~16:00 など

<内容>
就活生向けの特別企画セミナーです。
上場企業インソースの人事部としてだけではなく、教育・研修会社としてこれまで35,364社(※)を支援してきた立場からも、「内定を獲得する」先の「入社した企業で活躍する」というところに焦点を当てたお話をいたします。

志望業界・職種の検討や、自己分析の方法など、就活生のためになる要素が沢山詰まっている特別セミナーです。

学生(専門学校・大学・大学院に在学中の方)限定の内容ですので、ご家族や身近な方々にお心当たりがありましたらぜひご紹介いただけますと幸いです。
(※)2003年6月から2021年6月までに当社サービスをご利用いただいたお取引先累計

<セミナー当日の予定>
 (1)社会人として活躍できる人材とは
    ~社会人向け教育会社の人事部、という特別な視点で、
     「企業・組織で活躍できる人材」について解説します
 (2)自己分析とそのアピールの仕方
    ~自己分析の方法は様々ですが、就職活動においては
     「自己分析の結果をどのようにアピールに繋げるか」が重要です。
     実際に人事として様々な学生・社員と面談を重ねてきた経験から、
     具体例を出しながらポイントをお伝えします



<開催日程>
・11/25(木)14:00~15:30
・12/7  (火)14:00~15:30

<内容>
人事ご担当者の皆さまは、日々Excelを用いた煩雑な定型業務やWeb・システムの情報収集、転記業務などにお困りではないでしょうか。

「業務効率化を行いたいが、まずはどの業務が効率化できそうか知りたい」
「Pythonで具体的にどんなことができるのか、体験してみたい」
そんな皆さまは、Pythonについて学べる本無料セミナーへどうぞお越しください。平均参加人数30名さまという人気セミナーですので、開催日程を追加してお待ちしております。

<セミナー当日の予定>
 (1)Pythonの基礎 ~プログラムを作成しながら学ぶ
 (2)Web上からの情報収集自動化 ~自由自在に情報を取得する
 (3)Excel操作の自動化 ~ルーティンワークを自動化する
 (4)実用的なプログラムの作成
 (5)Python学習のコツ ~インソースグループがお手伝いできること
 (6)質疑応答

<こんな方におすすめです>
 ・プログラミングを学びたいが、何から始めるべきか分からない方
 ・社内のDX化を進めたいが、何から取り組めばよいのか見当がつかない方
 ・Pythonに興味があるが、具体的に何ができるようになるのか分からない方
 ・頻繁に行っている手動でのExcel操作、Web操作を自動化したい方



<開催日程>
・11/26(金)14:00~15:00
・12/21(火)14:00~15:00 など日程追加!

<内容>
「行動経済学」は伝統的な経済学と異なり、「人は感情で動き、非合理的な意思決定を行うこともある」という前提に立ち、人の行動を分析します。

行動経済学(ナッジ理論)を応用することで、相手が思わず選んでしまうような選択肢の設定や、認知バイアスにも配慮した対応につなげることができます。環境省を中心に活用が進められており、民間企業でも営業活動やマーケティングなど様々な分野で、活用範囲は広がりを見せています。

本セミナーでは、そんな行動経済学・ナッジ理論の活用事例や関心を集めている背景、代表的な理論を解説しながら、インソースの「行動経済学(ナッジ理論)研修」をご紹介いたします。

<セミナー当日の予定>
 (1)行動経済学・ナッジ理論とは
 (2)ビジネスでの活用の広がり
 (3)行動経済学の代表的な理論(現状維持バイアス、選択回避の法則など)
 (4)行動経済学関連研修のラインナップ

<こんな状況の方におすすめです>
 ・話題の行動経済学について、概要と活用事例について知りたい方
 ・行動経済学がビジネスでどのように活用されているのか知りたい方
 ・自組織の従業員にも興味を持ってもらえる内容として、
  行動経済学に関する研修を企画・検討されている方


この他にも複数のオンライン無料セミナーを開催しております。少しでもご興味をお持ちの際には、ぜひお気軽にご参加ください。

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