■やる気があるとはどういうことか
今、企業の新入社員を育成する、育成担当者のお悩みを集めています。そこでよく目にするのが「新入社員のやる気がない!」というお悩み。
私自身、4月に入社した新入社員。そこで、ふと思いました。やる気のある新人ってどんな新人なんだろう?
■やる気=主体性
そこで、育成担当者のお悩みを分析し、新人研修やOJT研修のテキストを開発しているインソースの企画開発部部長、大畑にきいてみました。
「育成担当者が考える、やる気のある新人とは、どんな新人ですか?」
私は、「いつも元気ではきはきしている新人」といった答えが返ってくるとばかり思っていました。
上司の求める「やる気」というのは、誰の目にも見える態度を指すのではないかと、考えていたからです。
しかし、意外なことに大畑部長の答えは、「主体性」でした。
■自分の意志と考えをもって仕事に取り組む
育成担当者は、新人(部下)が自分の意志と考えをもち、主体的に仕事に取り組むのをみて、「やる気がある!」と思うのだそうです。
そのため、言われたことをただこなし、注意をされても言い訳もしないような仕事の仕方は「やる気がない!」と判断されるのです。
■就職活動で採用担当者に見せる「やる気」
就職活動中のみなさんにとって、「やる気」は最大のアピールポイントです。そのアピールにおいて、やる気=元気、だけでなく、やる気=主体性という考え方も頭の中に入れておくといいと思います。
就職活動中に会う企業の社員は、みな、自分の上司になる可能性のある人たちです。その人たちに、「やる気がある」「一緒に働きたい」と思ってもらうために、自分の意志と考えをもって面接に臨むといいかもしれません。
☆次回もお楽しみに。