■お詫び状とは
仕事上のミスや、会社の対応の悪さでトラブルが起きた場合には、
こちらの誠意を示すためにお詫び状を出す必要があります。
その際には、
1.すぐに
2.しかるべき立場のものが
3.落ち度をきちんと認め
4.今後のことをよく考えて誠意ある文面で発信する
ことが肝要です。
ただ、一口にお詫び状といっても、それが必要となるケースは
さまざまです。
というのは、一般的に、「法人から個人へ」と「法人から法人へ」で
お詫び状の書き方に違いがあるからです。
例えば、法人宛の場合は差出人は責任者の名前と捺印があった
ほうが良いでしょう。
それに対して、個人宛の場合は、印鑑よりも責任者のサインのほう
が適している場合もあります。
■書き方の基本 ~文書作成の基本となるポイント~
※お詫び状の作成例はこちらをご参照ください!
1.発信日 → 発送する日付を右上に入れる
・お詫び状の作成日ではなく、発送する日を明記する
2.宛名(相手先会社名) → 文書の宛名は相手側の責任者にする
・担当者レベルで交渉している場合でも、宛名は相手側責任者の
肩書き、氏名を記す
・相手先の株式会社を(株)やKKと略さないこと
・差出人よりもやや大きめの文字サイズで書くこと
・宛名の漢字・肩書きなどは絶対に間違えないこと
(基本中の基本! 意外に多い!)
3.おまけ
◆間違えやすい漢字の例
渡辺 ⇔ 渡部 ⇔ 渡邊 ⇔ 渡邉
長島 ⇔ 長嶋 ⇔ 永島 ⇔ 永嶋
斉藤 ⇔ 斎藤 ⇔ 齊藤
(3)差出人(会社名) → 差出人はこちらの責任者
・宛名同様、差出人も自社の責任者の名前にする
・文字サイズは宛名よりやや小さめにすること
・法人宛の場合は、社名・責任者名・担当者名を書き、
社印と責任者・担当者の印を押す
・個人宛の場合には、責任者・担当者の印よりは、
サインのほうが適している場合もある
・複数の個人に対してお詫び状を出す場合は、
社を代表して経営者の名前にする場合もある
(4)件名(標題) → 件名に何についてのお詫びかはっきり書く
・文章の中央に大きめの文字で、何についてのお詫びか、明確
に書く。
・取引先の会社内で、様々な責任者や担当者によって回覧される
ことを想定し、トラブルに直接の関係がない人でも分かりやすい
ような標題にする。
・「お詫び」の文字を忘れずに。ただし、場合によっては
「○○の経緯について」などでもよい。
(5)前文 → 頭語で始めて、取引について感謝する
・頭語には「拝啓」より丁寧な「謹啓」を使う
(結語にはそれに対応する「謹白」「敬白」でしめます。)
・「平素は格別のお引き立てを賜り・・・」などの、取引や
自社商品を買ってもらっていることに対しての
感謝の言葉を記す。
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▽クレーム対応研修 ~基本対応とお詫び状の書き方編(1日間)
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方