【新人に伝えたい「やりすぎマナー」】
新人に伝えたい「やりすぎマナー」 【10】
従来守るべきとされていたのは、ビジネスパーソンにとっての必要最低限のマナーです。しかし、「できる」ビジネスパーソンになるためにはさらに上をいく「ちょっとやり過ぎでは・・・」と思われるくらいのマナーが必要なのです。
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。あなたの周りの新人がどこまでできているか確認してみてください。さらにレベルアップを期待する新人には、プラスαのマナーを伝えてあげて下さい!
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■今日のテーマ
自分のコストを意識する~「自分だけなら」という意識は捨てる
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:さらにレベルアップを期待される新人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)終了時間を決めずに取り掛からない
(2)仕事中に余計なおしゃべりをしない(時間の無駄をしない)
レベル2
(1)自分のコストの次は自分の周り(組織)のコストを考える
(2)「自分だけなら」という意識は捨てる
■解説
仕事は可能な限り低コストであることが求められます。
新人には、「勤務時間は誰のものか?」ということを考えさせ、給与をもらっている以上、会社のものであるという意識を持たせましょう。これを知ると、休憩時間を勝手に長くとったり、終了時間を決めずにだらだら仕事をするのは会社に大きな損失を与えることが分かります。
さらに上級を目指すのであれば、周りのコストも考慮に入れるべきです。誰もいない会議室のつけっぱなしの照明代、無駄な資料の紙代・印刷代、シュレッダーの電気代、自分のコスト以外のことも理解し、節減できるよう考えます。
もちろん新人だけでなく全社員が、日頃からできるだけコストをかけない方法を考えるクセをつけるべきです。そのためには、「自分くらいなら・・・」という意識は捨てましょう。自分に厳しいことがコスト管理の第一歩です。
☆来週につづく
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方