新入社員研修 成功のヒケツ36話

 【新人に伝えたい「やりすぎマナー」】

新入社員研修 成功のヒケツ36話

お茶だしの仕方~まず自分で味見する

新人に伝えたい「やりすぎマナー」 【12】

お茶だしの仕方~まず自分で味見する

従来守るべきとされていたのは、ビジネスパーソンにとっての必要最低限のマナーです。しかし、「できる」ビジネスパーソンになるためにはさらに上をいく「ちょっとやり過ぎでは・・・」と思われるくらいのマナーが必要なのです。

このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。あなたの周りの新人がどこまでできているか確認してみてください。さらにレベルアップを期待する新人には、プラスαのマナーを伝えてあげて下さい!

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■今日のテーマ

お茶だしの仕方~まず自分で味見する
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:さらにレベルアップを期待される新人が気をつけるべき事項
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全体のフロー
(1)湯呑み茶碗ひとつでも、お盆は必ず使う
(2)ドアをノックして入室し、ドアを閉めてから会釈「失礼いたします」
(3)上座のお客さまから、机上の邪魔にならない場所に出す
(4)会釈をして、静かにドアを閉めて退出する

レベル1
(1)来客から3~4分で出す
(2)暑い、寒いを意識してお茶を出す(冬なのに冷茶はNG)
(3)音をたてて運ばない、こぼさない

レベル2
(1)日本茶の場合、まず自分で味見する(おいしいか、熱くないか、ぬるくないか)
(2)1時間たったらおかわりを持っていく

■解説

新人に限らず、お茶だしマナーに自信があるという方はあまり多くはないようです。お茶だしには細かい作法があるという意識が強すぎることが原因だと思われます。

しかし、お茶だしマナーの基本は意外と簡単です。重要なのは、「お客さまの邪魔にならないように丁寧に出す」ことです。「お客さまの利き手側(原則右)から出す」等のマナーにこだわるよりも、「書類にこぼして汚さない」「お客さまの手があたらない」位置に静かに置くことを心がけると良いでしょう。

さらに上級を目指すのであれば、コーヒー、日本茶など、入れるのが難しいものを出す際、自分で味見をしてから出すと失敗ありません。また、おかわりをお持ちする際に、一度目は熱いお茶だったから、次は冷たい飲み物にするなど、相手のことを考えた気遣いが大事です。




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