【新人に伝えたい「やりすぎマナー」】
新人に伝えたい「やりすぎマナー」 【14】
従来守るべきとされていたのは、ビジネスパーソンにとっての必要最低限のマナーです。しかし、「できる」ビジネスパーソンになるためにはさらに上をいく「ちょっとやり過ぎでは・・・」と思われるくらいのマナーが必要なのです。
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。あなたの周りの新人がどこまでできているか確認してみてください。さらにレベルアップを期待する新人には、プラスαのマナーを伝えてあげて下さい!
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■今日のテーマ
お見送りのマナー~「またお待ちしております。」と付け加える
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:さらにレベルアップを期待される新人が気をつけるべき事項
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フロー
(1)応接室のドアをあける
◆オフィスが1階の場合
(2)ビルの出入り口までお送りする
(3)お客様が出入り口から出られる際、「本日はありがとうございました。」と丁寧にお辞儀する。
◆オフィスが2階以上の場合
(2)エレベーターホールまでお送りする
(3)お客様がエレベーターに乗り込まれる際、「本日はありがとうございました。」と丁寧にお辞儀する。
レベル1
(1)お客様が退出される前にお忘れ物がないか確認する
(2)お客様の姿が完全に視界から消えるまでお辞儀し続ける
レベル2
(1)大きな荷物をお持ちであれば「出口までお持ちします。」と申し出る
(2)挨拶の最後に、「またお待ちしております。」と付け加える
■解説
まずは、来客対応の締めである「お見送り」は非常に大切であることを新人に理解させます。せっかくそれまで丁寧に応対できても、最後のお見送りで雑な印象を与えてしまったら、その印象のままお帰りいただくことになってしまうからです。
お客様のお見送りの際は、オフィスが1階であれば、ビルの出口まで、2階以上であれば、エレベーターホールまでお送りします。そして、お客様の姿が完全に見えなくなるまで、気を抜かない笑顔のまま、丁寧にお辞儀し続けます。
さらに上級を目指すのであれば、お客様が大きな荷物を持っていらっしゃったら「お持ちします」と申し出たり、最後に「またお待ちしております」と一言付け加えるなど、プラスアルファの気遣いを見せます。
☆来週につづく
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方