「俯瞰する」力が判断を助ける~判断に迷うリーダーのための思考力とは

自分を高い位置から見下ろすように視野を広くすると、冷静かつ客観的な判断が可能になります。

このような視点を獲得するための簡単な方法は、別の人になりきってみることです。「部長だったらこんなときどのように考えるだろうか」「お客さまだったらどう思うだろうか」などと俯瞰的に視点を切り替えることができれば、判断の精度は高くなります。

主観から脱却するためのクリティカルシンキング

「俯瞰的に捉える」「他者の視点で見る」といっても簡単にできることではありません。

俯瞰的思考を身につけるためにはいくつかのコツがあります。そのうちのひとつが、主観から脱却することです。人が持つ様々なバイアスを取り除くためにあえて「疑って」考えてみることも必要になります。

物事を一歩引いて批判的に見る訓練

本研修ではケーススタディを通して俯瞰的思考を身につける訓練を行います。具体的には下記のような場面を想定し、実践力を磨いていただきます。

  • 「ノー残業デー」を多面的に検討する
  • 自社の若手教育に関する意見交換
  • 部長から業務改善のアイデア出しを依頼された
  • 親身に対応していたお客さまが他社に案件を依頼しようとしている

受講者コメント

  • 視座を高くして俯瞰することで、上長の言わんとすることをくみ取る。どんな小さなことでも俯瞰的思考を持って課題解決に取り組む。
  • いつも穏やかに対応できるよう、「どうしてその行動に出るのか・意見をするのか」など、相手の立場を考えて接します。
  • 明日から、自分の考えや経験をもとにした思考ではなく、俯瞰的に考える癖をつけていきます。
  • 自分の意見を尋ねられた時は、メタ思考を始めるきっかけとして意識し、各視点の考え方を洗い出して総合的に判断する。日常業務の中で、当たり前に行っているものから疑うことで、整理・定着させる。

俯瞰力強化研修~多面的に考え、全体を見渡すメタ思考力を鍛える

まずは俯瞰的思考を持つ人の立場や考えを理解したうえで自分の視点を実際に他者にうつし、客観的な視点で物事を考えるコツをお伝えします。より思考を主観から客観に切り替えるための批判的思考(クリティカルシンキング)の考え方や、俯瞰的に考える手順を学びます。実際に現場で活用していくには、メタ思考を習慣化することが大切です。

よくあるお悩み・ニーズ

  • 上司から「もっと高い視座で物事を考えられるようになってほしい」と思われている
  • 仕事のステージが上がり、1つ1つの自分の判断に大きな責任を伴う仕事が増えてきた
  • 今よりももっと多くの視点で物事を考え、プロジェクトの設計・推進や新しい発想の捻出ができるようになりたい

本研修の目標

  • 俯瞰的思考を持つ人の立場や考えを理解し、意識して視点をうつすことができる
  • メタ思考の始め方や深め方を学び、現場で実際に活用できる
  • メタ思考の習慣化に必要なことを理解し、日頃からメタの視点で考えられる

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セットでおすすめの研修・サービス

リーダーとしての問題解決力向上研修~経営的視点と仮説思考で問題解決力を高める

本研修では、リーダーとして「経営的視点」と「仮説思考」を持ち、問題を発見し特定する力、そしてその問題の真の原因を追究する力、解決すべき問題の解決策を策定し、チームメンバーとともに組織的に解決策を実行していく力をワークやケーススタディを通じて実践的に学びます。

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内気な人のリーダーシップ研修~内向的特性を活かし、チームを統率する

リーダーと言えば、統率力があって、ポジティブで、即断即決で物事を決めていけるような人物像を思い描きがちですが、実際に世の中で成果を上げているのは、そんなステレオタイプのリーダーばかりではありません。特に、VUCAの時代と言われる現代においては、多様性のあるメンバーそれぞれの力を引き出し、活かしていくことが、成果を上げるためには不可欠となっています。そこでは、共感力が高く、聞き上手で、メンバーの主体的な行動を後押しできるような人がリーダーとして望ましく、従来のリーダー像とは真逆の「内向型のリーダー」が求められているのです。

本研修では、自身のことを「内気」だと考えている人を対象に、自身がリーダーとしての役割を果たし得ることを知っていただくとともに、その潜在力の活かし方を習得していただくためのプログラムです。

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