テレワーク時代のマネジメント~見えない部下を動かす、KPIとメンタルケア
コロナ禍を経てすっかり定着したテレワークですが、緊急事態時はともかく、常時の勤務形態として継続していくならば、在宅勤務者をしっかりとマネジメントする体制を構築する必要があります。
「オンライン会議で毎日やり取りをしているから大丈夫」という声も耳にしますが、日ごろ顔を合わせながら部下の様子を見ることのできるオフィス勤務時と同じにはいきません。
在宅勤務者をマネジメントする準備~「仕事の管理」の再定義が必要
では、どうすればうまくテレワーカーのマネジメントができるのでしょうか。
メールやチャットでのやり取りを密にする、オンラインで定期的に1on1ミーティングを行う、といった「コミュニケーション」を意識することももちろん大事ですが、一番重要なのは、「仕事の管理」の定義そのものを変えていくことなのです。
オフィス勤務であれば、ある程度は仕事の様子で進捗状況が把握できましたが、在宅勤務者の場合、"様子"で進捗状況は測れません。となると、業務の進捗状況を細かくチェックしていくしかありません。管理職にとって、これはかなりの負担となります。
あらかじめ、与える業務をプロセス分解し、KPIを設定して管理していくような、緻密なマネジメントが求められることになるためです。
見えない部下のモチベーションとメンタルケア
もう一つ、見えない部下をマネジメントする上で難しいのが、モチベーションとメンタルヘルスの管理です。仕事の進み具合はデジタルの力を借りて管理できたとしても、やる気と心身の健康は簡単には把握できません。週に1度はオフィス勤務の日を設ける、1on1では業務以外の話をする時間を必ず設けるなど、意識的に部下の心身の様子を知る努力が求められます。
こうしたテレワーカーの実践的なマネジメントについて学んでいただくとともに、同じ悩みを持つマネージャー同士が話し合う場として、本研修を活用してみてはいかがでしょうか。
テレワークにおける業務マネジメント研修~標準化とディレクションの手法を学ぶ
本研修では、業務のプロセス分解と可視化、業務内容の標準化と明文化、管理指標の設定とオペレーション方法の確立、さらには部下に合わせた業務のアサインメントの仕方など、在宅勤務を生産的なものにする上で不可欠なスキルをマネージャーの方に身につけていただきます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 急に部下が在宅勤務に移行することになったが、どのように進めていけばいいか分からない
- テレワークを試行している部下のパフォーマンスやモチベーションが下がり気味
- 在宅勤務中の部下にさせる仕事を準備するのに苦労している
本研修の目標
- 在宅勤務を成功させるためのポイントを理解する
- 在宅勤務者に仕事の切り出しができるようになる
- 在宅勤務者の仕事をどのように管理し評価すればいいかを習得する
セットでおすすめの研修・サービス
テレワークにおける管理職研修~共通のルールづくりで成果をあげる
リモートワークでの業務管理は一つのプロジェクトを進めていくことと似ています。
本研修では、①働き方のルールを決める、②スケジュールを立てて共有、③リスクを予め洗い出す、④日々の業務報告を使って業務管理をするというポイントを中心に学びます。
KPIを設定し成果の見える化を行う、リモートワークにおけるリスクを考える、など手順にそってワークを行うことで、リモートでの業務管理の仕方を学び、不安を解消していきます。
(管理職向け)ハイブリッドワーク推進講座~出社と在宅勤務の併用で、チームの生産性を高める
ハイブリッドワークとは、出社して働くオフィスワークとテレワークを柔軟に組み合わせた働き方のことです。コロナ禍によりテレワーク導入が急速に進んだ結果、今後もハイブリッドワークを推進する企業は増加することが予想されています。
本講座では、そんなハイブリッドワークを既に導入している、もしくは導入したいと考えている管理職向けに、ハイブリッドワークを効果的かつ円滑に運用するためのポイントを学んでいただきます。「目の届かない部下を育成する際のコツ」「情報格差を解消する仕組み作り」「離れて働く部下を評価をする際の注意点」など、昨今よく伺うお悩みについて理解を深めていただける内容です。
ハイブリッドワークならではの課題の解消に、ぜひご活用ください。