自分の時間を安売りする「いい人」と、生産性の高い「デキる人」の本質的な違いとは

「仕事がデキる人」として皆さんが持っているイメージは、「時間当たりの生産性が高い」ということではないでしょうか。質・量ともに高い成果を上げることはもちろんですが、その成果を上げるために投入する自分の時間に"ムダが無い"ことが、「あの人は仕事がデキる」と感じる要件になっているように思います。
「仕事がデキる人」の"逆の人"の特徴とは
では、その"逆の人"とはどのような人でしょうか。成果そのものが低いというわけではないけれど、同じ業務をこなすのに想定以上の時間がかかってしまう人や、やたら残業時間が長い人がそれにあたります。
そうした人に共通する特徴は「いい人」だということです。頼みごとをしても滅多に断らない、こちらの都合にスケジュールをあわせてくれる、分担してやればいいような仕事を全部引き受けてくれる等、とにかく人に迷惑をかけないようにしようという意識が高いのです。
また、全ての仕事に対して全力でのぞむ姿勢も共通して見られる点です。あらゆる仕事に120点のクオリティで仕事をしようとし、資料作り一つとっても妥協がありません。でも、そんな完璧主義が裏目に出て、成果物の「量」がさみしいものになってしまったり、締切に間に合わなくなったりすることもあります。
「いい人」と「デキる人」の本質的な違い
両者の違いは、インプット(=自分の時間)に対するアウトプット(成果の「量」×「質」)を最大化させようとする意識の違いといえます。これを意識した仕事ができるようになると、「あの人はデキるな」と思ってもらえるようになるのです。
もちろん個々人の能力の差は大きいですが、ちょっとした工夫でも、生産性を上げることは可能です。例えば締切の設定方法・時間の生み出し方といった段取りのつけ方をブラッシュアップしたり、デキる人が心がけている「仕事に着手する前の手順」を真似することが有効です。
仕事の生産性向上研修~「デキる人」に共通する時間の使い方・習慣を取り入れる
インソースの仕事の生産性向上研修では、組織として「成果を上げる習慣をつける」事を目指します。組織の生産性を上げるには、従業員一人ひとりのレベルでも仕事のやり方を日々改善していく必要があります。まずは研修の冒頭で、なぜ自分の仕事は遅いのかというところに踏み込みます。そのうえで、では具体的に何をどのように変えていけばよいのかを、デキる人がいつも心掛けている観点・実践している工夫を着手前・着手中に分けてお伝えします。
よくあるお悩み・ニーズ
- 計画的に仕事を進められず、いつも締切に間に合わずにメンバーに迷惑をかけている
- 人からの依頼をうまく断れない。そのために自分の本来の仕事がおろそかになることがある
- メール対応や会議に出ていることが多く、自分だけの業務に集中する時間が作れない
本研修の目標
- 非効率な仕事のしかたに陥っていないかを振り返り、自覚する
- 高いパフォーマンスを上げている人が意識している上手な仕事の進め方を知り、実践できる
- メール・会議・資料作成におけるムダを削減し、本来時間をかけるべきところに重きをおけるようになる
セットでおすすめの研修・サービス
生産性向上講座~仕事の見える化でムダなく成果につなげる
働き方改革が進む中、限られた時間で最大の成果を上げることが求められています。本動画では、生産性向上のために必要な考え方と具体的な手法を学びます。
まず、自らの仕事の「ムダ」を発見・分析・排除する方法を理解します。次に、仕事のあるべき姿・プロセスを「見える化」して自己管理する手法を習得し、さらにチームで協力して成果を上げるための「マイかんばん」方式を学びます。
特に、トヨタ生産方式から着想を得た「ジャストインタイム」や「かんばん方式」を、オフィスワークに応用する方法を詳しく解説します。
これらの手法を活用することで、個人の業務効率化だけでなく、チーム全体の生産性向上にもつながります。時代に即した実践的な内容で若手からベテランまで幅広い層に役立つ知識とスキルを学ぶことができます。
タイムマネジメント研修~仕事を効率的に進めるための時間管理を学ぶ
限られた時間の中で業務効率を高め最大限の成果を上げるための方法を、PDCAサイクルに沿って習得する研修です。
1日のスケジュールを振り返ることで自身のワークスタイルを分析し、現在の課題をご認識いただきます。そして業務を効率的に遂行するための計画の立て方、優先順位のつけ方、効率の良い仕事の仕方を習得いただきます。
タスク管理~マルチタスクを優先順位付け進捗管理し全体最適化
生産性向上や残業削減が求められる状況の中、またコロナ禍をきっかけに一気に拡大したテレワークの導入により、これまで以上に、決められた時間内で効率的に、そして主体的に業務に取り組み、成果を出すことが期待されるようになっています。
本動画では、限られた時間の中で成果を最大限にするために、①マルチタスクの管理のために、業務の全体像を把握し、自らの業務の全体最適を図る、②タスクの優先順位付けで、本来やるべき仕事を優先して確実にやり遂げること、③PDCAサイクルをまわしながら仕事を行う、④振り返りを定期的に行い、次の改善・成長につなげる、について習得します。