コールセンターにおける研修で「受講者の疑問や困難が解消される」こと
は究極の目標です。しかし「疑問や困難」に感じていることは、受講者によって様々です。
そこで、研修を行う前に、事前調査として、アンケートをを実施し、受講者のレベルを把握しておくことが効果的です。
これにより、受講者の参加意欲を高め、結果として双方向的な研修を実現しやすくなります。
■事前アンケート作成の3つのポイント
研修テーマについて「何に困っているか」「何を知りたいか」を事前に
把握することが必要です。その際、事前アンケート作成のポイントは
3つあります。
1.簡潔・簡単であること
まずは「簡潔・簡単であること」。
例えば、「当年度の事務不備率を念頭に、あなたの考える現行の事務
フローの問題点を全て挙げ、それぞれに対応する改善プランについて
ガントチャートを用いて示して下さい」などと難しい質問をしても、
受講者側からしてみると、回答することすらイヤになってしまいます。
「普段の仕事で『困るなあ』『やりにくいなあ』と思うのはどんなことですか」
など、答えやすさを重視しましょう。
2.質問が多くないこと
次に「質問が多くないこと」。質問が多いと、取り掛かりにくくなって
しまいます。質問数は2~3つが適切です。
3.受講者の抱える課題を聞きだせる質問であること
最後に「受講者の抱える課題を聞きだせる質問であること」。
ストレートに質問しましょう。まわりくどい質問はNGです。
例えば「当部署の課題は何だと考えますか」と質問をすると、
受講者個人の課題よりも他人事の回答が出る恐れがあります。
受講者それぞれの課題を引き出すためには、「今の仕事で不安を
覚える業務は何ですか」などストレートで具体的な質問方法が
よいでしょう。これによって、受講者それぞれのレベルの「ばらつき」
も把握することが可能です。
■アンケート(事前課題)集計のダウンロード
事前アンケートの3つのポイントを参考にして、実際に「研修テーマ」
に合った「事前アンケート」を考えてみましょう。
そして、受講者が多く、事前アンケートの集計が大変だとお思いの
方のために「事前課題(アンケート)集計」をダウンロードにてご提供
いたします。ぜひご活用ください。
★事前課題集計のダウンロードはこちらから
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