【売上を上げるアウトバウンド】
売上を上げるアウトバウンド 【6】
■シナリオづくりの大切さと大原則~会話のスタートとゴールを想定する
お客さまとスムーズな会話をするためには、シナリオづくりが不可欠です。なぜならば、シナリオをつくることでゴールと、ゴールまでの道程が明確になるからです。
特にアウトバウンドコールは、基本的には「こちらの都合でかけるもの」です。お客さまの貴重なお時間をいただいてするものである以上、お客さまにメリットがあり、分かりやすいものでなければなりません。シナリオづくりとは、まさにこのために行うものです。
シナリオを作成するに当たって少なくとも以下の4つは必ず明確にしましょう。
・会話の目的とゴールは?【何のために話をする/しているのか?】
・確認しなくてはならないことは?【何を訊き出さないといけないのか?】
・相手が主張する(と思われる)ことは?【何を準備しておけばいいのか?】
・こちらが主張したいことは?【どうやって/どういう言い方で伝えるのか?】
■シナリオは「ゴール」が大切
お客さまが「どういう趣旨なのか」「何を目的とした電話なのか」「(自分に)どういうメリットがあるのか」ということを明確にしておくことが大切です。そして、想定されるシナリオはゴールによって異なります。まずは、ゴールをしっかりと決めることが大切です。
例:「お客さまに商品についての追加情報提供をする」
~お客さまに商品についての追加情報提供をおこなって、自社の良さを認識していたただき、自社のファンになっていただく」
■シナリオは必ず見直して使う
シナリオは、お客さまやゴール内容によって全く異なります。ですから、一度つくったシナリオに固執せずに、見直しをおこない進化させていくことが大切です。シナリオのスクラップ&ビルドによって大きな成果が期待できます。
■まめなフォローの重要性
多くのお客さまは問い合わせ後や購入後に、フォローの連絡をもらうことで「大切にしてくれている」「まめに対応をしてくれる」と感じるものです。「しつこく思われるのではないか・・・」と遠慮を感じることなく、お客さまを手助け・フォローするつもりで電話をかけることが重要です。
☆次回もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方