今週のキーワード
【ファシリテーション】
■無駄な会議が激変!
会議を運営するスキルを考えたことがあるでしょうか?質は、会議を効率的かつ効果的に運営できるかどうかは、組織の活性化の指標でもあります。会議を仕切るコツをファシリテーションと呼んでいますが、いたって簡単です。
場をつくるスキル、コミュニケーションスキル、議論をリードして問題解決するスキルの3つだけ。
そのうえで、会議を制するのは、徹底的な事前準備と「見える化」です。
今回からは、ちょっとした工夫で会議を仕切るコツを伝授します。
■よくある会議への不平・不満の例
会議のない組織はないと言っても過言ではありません。しかしながら、会議は組織的な活動といってもよいのにもかかわらず、後向きに捉える人が少なくありません。会議に時間を多くとられている人も、会議を主催する人も、なぜか、すっきりしないことが多いようです。なぜでしょうか?理由としては、次の4つが考えられます。
まず、1.そもそも何のための会議かわからないというものがあります。会議のテーマは決まっていても中味が違うというのが典型例です。
次に、2.ダラダラと長時間になっている会議にうんざりというのもあります。よく考えると、もっと早く終わっていたのではないかという疑問です。
また、3.特定の人ばかりが発言していて自分が喋ることができる雰囲気でないといった会議もあります。声の大きな人の発言が結論になるとか、逆に必ず反対する人がいて結論持ち越しといった例があげられます。
さらに、4.会議で意思決定しようと思っても、"会議は踊る"こともあります。進行役が結論をまとめようとすると、上席の者がそれをひっくりかえしてしまうというのがそうです。
■効果的・効率的な会議の例
では、組織的に見て、効果的・効率的な会議というものはどういうものを言うのでしょうか?例えば、次のような会議はどうでしょうか?
・会議が短時間で終わり、その結果に基づき即実行された。
・出席メンバーが互いに話をよく聴き、的確な質問で相手の話を引き出せるようになり、メンバーの信頼感が高まった 。
・自分たちが何をしようとしているのか理解できた。
・自分達の仕事の一環として組み込まれていた。
・会議が問題解決あるいは意思決定の効果的な場となった・・・など
以上のような会議でしたら、誰もが会議に意義を見出すことでしょう。
会議を調整・舵取りをし、合意形成・目標達成に導く技法のことをファシリテーションと呼んでいます。近年、仕事の改善として、注目を浴びているビジネススキルです。また、会議を円滑に進める調整役のことをファシリテーターといいます。
この続きはまた次回お話したいと思います。お楽しみに。
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