■自分が今、好きなものや興味があるものをとことんやってみる
アルバイト、サークル、趣味の活動などなど何でも構わないので、自分が好きなものに打ち込んでください。
どこかの企業でインターンをしてみてもよし、新聞やビジネス書などを徹底的に読んでみるのもよし、存分に遊び倒すことだって構いません。
何事でもとことんやってみた事には、何かしらの成果(良くも悪くも)が付いてきます。その成果は何らかの形で将来、自分の役に立ちます。本当に意外な所でその経験を活かすことがあります。
また、結果だけでなく、そこに至るプロセスにおいてもきっと発見があります。それは新しい可能性になります。
つまりは、「人間力を高める」とか「何事も経験だ」という事です。こう言ってしまうと身も蓋もありませんが、就職だけでなく、自分の人生においても決して無駄にはなりません。
■日頃から「何を学んだか」を考える癖をつける
就職活動がはじまり、自己分析を行うタイミングで初めて、大学生活をしっかりと振り返り、「何を学んだか」を意識する人が多いと思います。
「ゼミの勉強で何を学んだか」
「サークル活動で何を学んだか」
「アルバイトをして何を学んだか」
大抵の人は、面接を意識したきれい事しか思いつかず、どうしても後付けで考えた薄い答えにになってしまうものです。
さらに言えば、もっと小さな単位で考えることが重要です。
「今回のゼミの発表で何を学んだか」
「今回のサークル合宿で何を学んだか」
すぐに思いつかなくても、頭を振り絞って、思いつくまで考えてみてください。どんな小さなことでも良いと思います。
日々これを行うことで、何をするにも「そこから何を学んだか」を考える癖がつき、それによって、自分自身がどういう人間かをより理解できるようになります。そうすると、「じゃあ次はこうしたい」というものが見えてくるようになります。
■社会人としての自分の将来像を描き、そのための準備をする
「自分はどんな価値を世の中に提供していきたいのか」、「世の中のどんな問題を解決したいのか」、言い換えれば、自分が働く意味を考えることです。
「社会人は忙しい」「社会人には時間がない」、よく耳にする言葉だと思います。事実です。私自身、平日は、早朝に家を出発し、深夜に床につくという毎日を過ごしています。右も左もわからなかった多くの業務が少しずつできるようになり、毎日の生活は充実しています。
しかし、そうした忙しい毎日を過ごす中で、将来的にどのような社会人になりたいのか、どういった知識・スキルを身につけ、それをどう活かしていきたいのかといったことを意識していないと、ただただ日々の業務に忙殺され、「自分は何のために働いているのか」「本当に今のままで良いのか」といったことを考えるようになることもあるかと思います。
だからこそ、比較的時間のある学生のうちに、自分の将来像について徹底的に考えてみて欲しいです。理想の将来像がある程度明確であれば、忙しい日々の中でも、「自分は○○という目的・目標のために頑張る」「この業務をクリアすることで、自分の目的・目標にまた一歩近づける」と、モチベーションの維持につながると思います。
もちろん、社会人として様々な業務や人とかかわることで、その理想像は変化していくこともあるかと思いますが、現時点での道しるべとして意識してみることをおすすめします。
☆次回もお楽しみに。