就職面接で人がやらない『10のポイント』

 【コストカット就職のススメ】

就職面接で人がやらない『10のポイント』

受ける会社を減らすのも勇気

コストカット就職のススメ 【2】

受ける会社を減らすのも勇気

■「100社受けました!」「何時間かけて?」

世の中には100社受けました!と言っているような人が意外にいらっしゃいます。しかし、これは考えてみるとものすごいことです。単純に月当たり10社受けたとしても10ヶ月かかってしまいます。5ヶ月で済むようにすると20社/月に膨れ上がります。


■パワフルな就活生の無茶な計画

簡単な計算にするためにものすごくパワフルな人を考えましょう。この人は1日10時間、土日祝日休まず就職活動をすることができます。考えただけでめまいが起きそうです。

さて、1ヶ月30日とすると、この人は1ヶ月300時間を就職活動に割くことができます。これを先ほどの20社で割って見ましょう。300時間÷20社=15時間/社。つまり1社当たり15時間しか割いていません。


■パワフルな就活生の恐ろしい日常

さらに15時間の内訳を考えてみましょう。企業のことを調べるのに2時間、説明会に行くと交通時間も合わせて3時間は見ておいた方が良さそうです。これだけで既に5時間。残りは10時間です。さて、ESを書きましょう。これは2時間程度でしょうか?面接や筆記試験も1回2時間くらいで考えましょう。ESが1枚、面接や筆記試験が合わせて3回あったとして、2時間+2時間×3回=8時間。残りは2時間です。でも、これらの対策を練る必要もありますよね?予定が全てうまくいくとも限りません。面接の回数も増えるかもしれません。そんな風に考えていくとどんどん余裕がなくなっていきます。


■普通な私たちの無難な計画

改めて前提条件を見直してみましょう。この人は土日祝日休まず1日10時間就職活動をするようなパワフルな人です。でも普通の私たちには実際には週1くらいで休みは必要になるはずです。効率良く使える時間もせいぜい6時間/日くらいでしょう。そう考えると1ヶ月は26日で156時間。先の計画ではどう考えても足りません。


■普通な私たちの普通の日常

逆算してみましょう。先ほどの計算では15時間/社で「なんとかなるかもしれないがキツそう」な状態でした。20時間/社くらいで考えればかなり余裕も出てくるでしょうか?とすると、156時間/月÷20時間/社、すなわち7.8社/月。5ヶ月就職活動をすると大体40社くらいになります。

私の就職活動は大体4ヶ月間でした。実際にその期間に受けた会社の数は、上記で計算したような数字におさまりました。


■現実を見る

時間をかけたから上手くいくというわけではありません。ですが、時間をかけないとその企業の事も調べられませんし、面接などの対策も足りなくなります。そして本命の企業にはなるべく時間をかけたいものです。そのためには他の活動から時間を割いてこなければなりません。そう考えると、たくさんの会社をそれぞれ短時間で受けて何社も何社も落ちていくというやり方は必ずしも良いやり方とは言えなくなってきます。受ける会社の数を減らす。これも一つのコストカットの方法です。

「とりあえず」「なんとなく」で受けている会社はありませんか?今一度、本当に受けたい会社を見直してみると良いかもしれませんね。


☆次回もお楽しみに。


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