ビジネスで良い関係を築くマナー・コミュニケーション

 【やり過ぎぐらいでちょうどいい！印象に残るビジネスマナー＋α】

ビジネスで良い関係を築くマナー・コミュニケーション

自分のコストを意識する～「自分だけなら」という意識は捨てる

やり過ぎぐらいでちょうどいい！印象に残るビジネスマナー＋α 【場面２５】

自分のコストを意識する～「自分だけなら」という意識は捨てる

■今日のテーマ

自分のコストを意識する～「自分だけなら」という意識は捨てる

レベル１：ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項（当たり前）
レベル２：普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項

レベル１

（１）終了時間を決めずに取り掛からない
（２）仕事中に余計なおしゃべりをしない（時間の無駄をしない）

レベル２

（１）自分のコストの次は自分の周り（組織）のコストを考える
（２）「自分だけなら」という意識は捨てる


■自分のコスト計算式

◇例１：おしゃべりのコスト

年収３００万円の人が１０分おしゃべりした場合のコスト
【１日あたりの人件費】
３００万円×１．５倍（社会保険料、オフィスコスト等）÷１２ヶ月÷２０日
＝１８，７５０円／日
【おしゃべりする間に発生するコスト※１日７時間労働として】
１８，７５０円÷７÷６０×１０＝４４６円／おしゃべり

◇例２：議事録作成におけるコスト

年収３００万円の人が３日かけて議事録を作成した場合のコスト
【１日あたりの人件費】
３００万円×１．５倍（社会保険料、オフィスコスト等）÷１２ヶ月÷２０日
＝１８，７５０円／日
【議事録作成コスト】
１８，７５０円×３日＝５６，２５０円／議事録


■解説

仕事は可能な限り低コストであることが求められます。勤務時間は誰のものか？給与をもらっている以上、会社のものです。これを知ると、休憩時間を勝手に長くとったり、終了時間を決めずにだらだら仕事をするのは会社に大きな損失を与えることが分かります。

常々、コストをできるだけかけない方法を考えるのは、最も大切な仕事です。さらに上級を目指すのであれば、周りのコストも考慮に入れるべきです。誰もいない会議室のつけっぱなしの照明代、無駄な資料の紙代・印刷代、シュレッダーの電気代、自分のコスト以外のことも理解し、節減できるよう考えます。全社員が「自分くらいなら・・・」と考えてはいけません。自分に厳しいことがコスト管理の第一歩です。
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