【IT系・理科系マネージャーのためのビジネス文書講座】
IT系・理科系マネージャーのためのビジネス文書講座 【6】
IT系・理科系において、飛躍的に業績を伸ばしているのは、企画力のある企業です。今は、従来どおりのことをやっていればいいという時代ではなく、時代に即した「新しい企画」が常に求められているというわけです。
かつて「企画」は、冴えたアイデアや飛びぬけた発想など、個人の資質に頼りがちな部分もありました。しかし、今は特定のアイデアマンが企画を出すのを待つのではなく、誰もが一定の企画力を持つことが求められています。なぜなら人や組織を動かす「新しい企画」がなければ、生き残っていけないからです。そこで、今日は「企画力のある人材」になっていただくために、理解を深めていただきたいと思います。
■「企画力」とは?
1.アイデアを出す力
2.そのアイデアを現状に合った「企画書」にする力
3.社内の関係者やお客様にそれを伝える力
「企画力」はこの3つのスキルで成り立っています。
まずはアイデアを出し、現状を調査し、企画書を作成するという作業を順に行います。最後に、企画を実現させるためのプレゼンテーション力が必要となります。
■アイデアの出し方(発想のしかた)について
まず、「何について考えるか?」を明確にします。考える方向性を決め、ターゲットを絞りきれないと、拡散してしまうからです。その上で、ひらめき、発想優先で潜在的な課題、将来成長する際に課題となる点まで洗い出します。
次に情報収集をします。自分の業界だけでなく、あらゆる分野、あらゆる瞬間も意識してアンテナを張り、「情報」に注意をします。
一定時間、考えます。まずは短時間(15分程度)集中して考え、寝ても、醒めても頭の隅に考えるべき事として、置いておきます。時々、取り出して考えます。
人間の頭脳は良くできているので、長時間考える必要はなく、寝ている時や他のことをしている時に考えさせれば、効率的に考えがまとまります。こうやって考え抜くことで、いいアイデアは生まれ、時間と共に発想を具現化させていきます。
■発想を出すための5つの方法
1「改善法」
~既存のサービスに関する要望(不満)を担当者、顧客から調査し、
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方