【現場にマッチした育成計画の作り方】
現場にマッチした育成計画の作り方 【2】
時間もコストもかかってしまう、研修体系の見直し。
しかしインソースには、わずか数時間のワークショップを通じて研修の見直しができる、夢のような方法があります。
今回は具体的な各ステップについてお話いたします!
■必要なスキル・知識の洗い出し、整理
【ステップ1】
中堅層による若手に必要なスキルの洗い出し~スキル洗い出しシートの作成
まず、中堅層4~6人(できれば、自社内で評価の高いメンバー)に声をかけて、会議室などに集まってもらい、
自分が新人時代に必要だと思ったことや、新人に身につけてほしいスキルや知識などを最低10項目、
そして、いつまでに身につけるべきか(育成期間)、さらにスキル・知識が必要な理由を各自書いてもらいます。
ご参考1:必要な知識・スキル洗い出しシート<白地>
【ステップ2】
中堅層が議論しながら項目に軽重をつけ、スキルマップを作成する
ステップ1で作成した「必要な知識・スキル洗い出しシート」を持ち寄り、
例えば「社会人スキル」(社会人として必要なマナー・常識)、「業務基本スキル」、「業務応用スキル」などに分類し、
併せてそのスキルを身につけるべき到達目標期間(1ヶ月以内、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後など)を決め、スキルを分類していきます。
ご参考2:スキルマップシート<記入例>、<白地>
この作業自体は、1人で実施すると考え込んでしまいますが、グループワークにすると実に楽しく、満足感の高いワークになり、大変盛り上がります。
その理由は以下の3点です。
1.自分の部下や後輩にどんなスキルが必要かについて議論する場がなかなかないから。
2.自分の気持ち(若手の育成で悩んでいることや自分が過去困ったことなど)を同僚と共有することで、安心感や、満足感が得られるから。
3.組織にとって有益なスキル体系を作り上げるという、達成感が得られるから。
【ステップ3】
管理職による若手に必要なスキルの洗い出し~スキル洗い出しシートの作成
【ステップ4】
管理職が議論しながら項目に軽重をつけ、スキルマップを作成する
ステップ1・2の中堅層と同じ作業を、管理職にも並行して行ってもらいます。
中堅層とともに、管理職にも若手に必要なスキルを考えてもらう理由は、中堅層が新人と感覚が近いために、新人・若手に有効なスキルを細かく挙げることができる反面、要求が厳しく、高い目標を掲げがちであるためです。
それに対して、管理職は(悪く言えば、それほど新人・若手に多くを期待しないため)、「最低限ここまでやってほしい」という現実的なレベルで目標設定ができるのです。
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【新入社員研修・新人研修ラインナップ】
■新人のためのビジネス基礎研修
~マナー・コミュニケーション
■新人のためのビジネス文書研修
~「書く力」を強化する
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その他、お客さまのご要望に応じて必要なカリキュラムを作成させていただきます。
是非、お気軽に お問い合わせ・ご相談 くださいませ。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方