■社内調整の時期は、基本的には多種多様です
内定式が無事に終わると、いよいよ具体的な新人受け入れの準備が始まります。今回は「受け入れのための社内調整」について、お聞きした内容をお届けします。
まず、新人受け入れの社内調整の時期についてお聞きしたところ、結果はバラバラとなりました。業界・業種・採用方針によって異なる配属のスケジュールに沿った形で調整が進められるようです。
とはいえ、早い企業では入社半年前や入社以前の年末年始には準備を始められるところもあるようです。後ほどご紹介しますが、「社内調整で困ったこと」をお聞きした項目では、「早めに準備をしているので、特に困ることはない」というご回答もいただいています。
■「配属先の決定」「育成計画」が社内調整の肝
実際の社内調整の内容ですが、こちらは大きく分けて「配属先の決定」と「育成の計画」の2種類となりました。
実際の中身として、「配属先の決定」については、
・新人の配属を望んでいる部署や必要人数の確認
・座席数の確認
といったもの、「育成計画」については、
・新人研修の内容
・OJT担当者の選定、設置
・OJT担当者への新人育成計画作成依頼
といったことが主になっているようです。
■社内調整で「困る」ことは、「受け入れ先の不満」が圧倒的!
このほかにも様々な事を決定しないといけない社内調整。「何か困っていることは」という設問には、「受け入れ先の不満がある」というご回答が集中しました。
・「もっと多く配属して欲しい」「こんなに配属されても困る」と言われる
・座席の数が足りなくなる
・配属時期が繁忙期に当たる場合、文句を言われる
など、快く受け入れてもらえない現実があるようです。
そのほかは、研修内容や実施日時の決定といった育成計画でのお悩みになるようですが、中には「上司の意向があるため、研修計画がなかなかまとまらない」というご意見もあり、まさに社内調整の難しさが垣間見える結果となりました。
■「早めの調整」は、社内調整成功の秘訣!?
少数のご意見ではありましたが、「困ることは特にない」という、うらやましいご回答もありました。上述の「早めに調整を始めているから」といったことに加え、「現場の理解があるので調整が進めやすい」というご意見もあり、早めに調整を始め、現場の人間の意識づけや教育などを充分に行うことが、受け入れ調整成功のひとつのポイントとなることもあるという結果になりました。
毎年バタバタとした中で社内調整を進めていらっしゃるご担当者さまも、今年は少しだけ早めに準備を始められてはいかがでしょうか。
☆次回もお楽しみに!