近年、新入社員の「メンタル面の弱さ」を心配し、
「メンター制度」を設ける組織が増えています。
そこで今回は、皆さまに「メンター制度」をおすすめいたします。
■メンター制度とは~悩み相談に乗ってあげる担当を作る制度
メンター制度とは、「メンター」という担当者を設ける
制度のことをいいます。
「メンター」とは、実務を教える「OJT担当者」とは別に、
メンタル面での悩み相談に乗ってあげる担当者のことです
(ちなみに、相談に乗ってもらう側のことを「メンティー」と言います)。
一般的に、1人の若手に対して1人のメンターがつきます。
「OJT担当者」が「OJT制度」で作られた役割であるのと同じように、
「メンター」は「メンター制度」で作られる役割の名前です。
■任命して、面談して、報告してもらうだけ
もし、「メンター制度」をまだ導入されていらっしゃらなければ、
簡単には以下の3手順で十分です。
1.メンターを任命する
2.定期的に(週1回や月1回)に、新入社員と面談してもらう
3.その内容を報告してもらう
■メンタルの弱さはコミュニケーション不足から
会社(組織)よって異なるとは思いますが、
社内のコミュニケーションは全体的に減る傾向があり、
それが新入社員のメンタルの弱さに
つながっているような気がしています。
ちょっとした不安や不満が解決できれば楽になるにも関わらず、
最近の新入社員の傾向として、先輩とのコミュニケーションが
苦手な人も多いようです。「メンター制度」はこのような状況で、
新入社員と先輩社員のコミュニケーション不足を解消し、
新入社員をフォローするものとして、
ニーズの高まっている制度といえます。
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