■社会人としての耳をもたない新人に教える
新入社員はほとんどが新卒であり、業務知識はもちろん社会人としての態度・マナーはまったく持ち合わせていないといっても過言ではありません。背筋をただし、真剣に聞いてもらうためには講師の雰囲気や立ち居振る舞いが大変重要です。
おまけに、入念に準備された授業内容をただ聞くだけという態度が染み付いてしまっていることも多いため、研修を受けても右から左に流れてしまうこともよくあることです。
研修内容を、できる限り研修の場で彼らに体得させるため、明確なゴールの設定と入念な準備は欠かせません。
新人を教えることに不安がある方には、新人指導に特化したコースもあります。インソースの講師・インストラクター養成研修を受講して自信を持って4月を迎えましょう。
■研修講師に必要な3つの要素とは
1.コミュニケーションスキル
受講者は、講師の話す内容・言葉遣い(言語情報)はもちろん、声の質や話す早さ(聴覚情報)、笑顔や視線など(視覚情報)から総合的に研修内容を吸収していくものです。
2.インストラクションスキル
研修内容そのものへの深い理解と知識があること、その知識を教える技術があること、そしてその技術を提供されたいと受講者に思わせる人間性があることが必要です。
3.問題解決のための分析力・企画力
「この研修は何を目的としているのか」「受講者の問題点は何か」といった研修のゴールを明確にし、ゴールへのプロセスを明確にして研修内容を設定することが不可欠です。
インソースの研修講師・インストラクター養成研修は、上記の3点をさらに深く掘り下げ、重要な要素の一つ一つを丁寧に解説いたします。
■ロールプレイングで、研修内容を体得する
他の研修と同じく、本研修でも受講者の皆様に内容を体得していただくため、研修の最終パートでロールプレイングを実施します。
できると思っていたことでも、実際に講師としてロールプレイングしてみると、アラが出ます。そのアラを登壇講師からご指摘し、時間の制約はありますが、本番で自信を持って研修ができるようになるまで徹底的に演習を繰り返します。