一般的に、クレームが発生するのは、お客様自身の期待水準を大きく下回った場合です。
米国のある調査で、以下のような結果が出ました。
「どんな商品・サービスに対しても、購入された直後に40%のお客さまが不満を抱き、そのうちの4%のお客さまがその不満をクレームとして表面化させる」(全体の1.6%、1万人から必ず160人分のクレームが出る計算)
お客さまの好みは多種多様、それぞれの「期待水準」をさまざまです。
すべてのお客様を満足させることは不可能です。
最近では、昔よりも「我慢ができない社会」になり、「匿名のクレーム」、「お門違いなクレーム」のように、未然には防ぎがたいものも増えてきました。
携帯電話の普及により、少しでも不満を感じたらすぐに本社に電話をかける、というパターンも。
たとえばバスを降りてすぐ、バス会社に運転手に関するクレームを伝えるという場合がその一例です。
「クレームは必ず発生する」ということを前提に、「発生したクレームに対してどのように対応するか」に力を入れることが大切です。