新卒教育がひと段落つき、職場への配属準備に追われている職場が多い頃ではないでしょうか。
そこで、本日は、弊社のOJT指導研修のカリキュラムの本質を2点のポイントに絞ってご紹介させて頂きます。
■考え方の軸を伝える
OJTにおいて何よりもまず伝える必要があるのは、仕事を進める上での『考え方の軸』です。
仕事の締切と手順を伝えて、自分は新人に仕事を教えたと満足してしまいがちですが、本当に重要なのは、「理由」や「起源」、「背景」そしてその仕事が生む「成果」をしっかりと伝えることが新人の成長スピードを速めます。
業務のほとんどは、ケースバイケースです。
ある手順を教えたからと言って全ての状況に対応できることはまずないです。
よって、なぜこのケースでこの判断をしたのか、判断基準にはどんなものがあって、どの優先順位で判断をしたのか。
そう言った『考え方の軸』を伝えるためのトレーニングも演習に組み込んでいます。
■準備・継続・計算が育成のカギであることを理解する
OJT担当者の率直な悩みが「自分の仕事もあるのに新人の面倒をみる余裕はない」ということです。
確かに、人員削減が進み、1人当りの業務量が増える傾向にある職場では、切実な悩みです。
その「忙しくて・・・」の悩みを解決するためのインソースの解が、準備・継続・計算です。
新人育成を始めるまえに、じっくり時間をかけて、「いつ」「誰が」「何を」「どの水準」までという育成スケジュールをしっかり立てれば、あとはそのスケジュールに沿って進めていけば良いわけです。
確かに産みの苦しみがこの方法には伴いますが、「え、仕事ないの?」と言った育成負担を重く感じる瞬間を減らし、継続的な育成を実現し、新人を思い描いた到達点に着地させることが可能となります。
お客さまからよく「担当するOJT担当者によって、新人の成長に差が大きく生まれるしまい困っている・・・」と言ったことをお伺いします。
しかし、その原因は「教え方が下手」や「新人とOJT担当者の相性」ではなく、計画的に育成が進められているかどうかにあると考えています。
よって、研修中にたっぷりと時間を使って、育成計画を作って頂く、演習も組み込ませて頂いております。
個人で作ってみると、5分くらいであっさり作ってしまう方も、グループの他のメンバーと情報共有を行なうと、色々な気づきを得て、非常に濃い育成計画が最終的には出来上がります。
ご興味のございます方は、下のリンクより、是非ご参照ください。