交渉力研修は、実際の交渉にあたる上での流れを体系的に学んでいただき、ロールプレイングを繰り返すことで、徹底してその流れを身につけていただくものになっています。今回は、その研修から、「交渉」が成功するポイントについてご紹介いたします。
■交渉のゴールは相手を言い負かすことではない
交渉がうまくいかないケースでありがちなのは、お互いが言いたいことを言い、いつまでも平行線をたどることです。
交渉において一番大切なことは、「双方の利益が最大化する(win-winの関係を作る)」ことです。
こちらの要望を通すために相手の利益を奪ってしまっては、その交渉が妥結することはありません。そのために相手の心象理解や情報収集が非常に大切です。
■交渉は「事前準備」が8割
また、交渉力というと、実際の交渉場面での対応力や相手をうまくやりこむテクニックを想像されるかもしれません。しかし、交渉で一番大切なのは事前の準備です。その準備にも「シナリオの準備」と「見た目の準備」の2種類があります。
事前に交渉のシナリオを準備しておくことで、『心の余裕』が生まれます。余裕があることで交渉を優位に進めることができるものです。
また、交渉を成功させるために姿勢や話し方、服装などの「見た目」も重要です。この準備ができていないと、せっかく構築したシナリオも相手に響かなくなってしまいます。
研修内では、ケーススタディに対する交渉シナリオシートの作成やロールプレイングによる姿勢・話し方のトレーニングを繰り返し行います。
■総合的な対人能力を上げる「交渉力研修」
研修では、上記の他に、交渉におけるテクニックも紹介させていただいております。直接的には、対外交渉のスキルを高める研修ではありますが、対人折衝能力や他者理解など、総合的なコミュニケーション能力を向上させる研修でもあります。
対外的にも、対内的にもwin-winの関係の輪を広げるために必要な力を養う「交渉力研修」。活力のある組織を作るのに、ぜひオススメの研修です。