年が明けて2007年。「1年の計は元旦にあり」とはいえ、年度としてはこれからが平成18年度の締め括りの時期です。
それに伴って、来年度の各部署・個人で達成したい目標について考えないといけないという方も多いのではないでしょうか。
ご承知のように、組織においては、個々人の目標も「組織として実現すべき大きな目標」がブレイクダウンされたその"一片"でなければなりません。
お正月に「よし、今年遅刻しないようにしよう」とか「今年から絶対禁煙するぞ」などと目標を立てるのは、あくまでもその人自身の目標に過ぎません。
組織に属する人間にとっては、それぞれの目標(下位目標)が組織としての大きな目標(上位目標)を達成するための1ステップとして有効でないといけない訳です。
しかしながら職員の皆様の中には、「具体的にどのような目標を立てたらいいのかわからない」あるいは「達成できそうもない目標を上司から押し付けられ、正直困っている」方もおられるはずです。
また管理監督職の皆様の中には、「部下の立てた目標が、あまりにも組織の目標から外れている」であるとか、「部下のたてた目標にたいしてきちんと評価・修正するスキルがない、その時間もない」というお悩みをお持ちの方もおられるかと思います。
そんな時に役立つのがインソースの「目標管理研修」です。
この研修は、実際に目標を立てる立場の方にも、部下の目標を管理する立場にある方にも役立つ研修です。
■「目標管理」とは何か
目標管理とは具体的には「個人一人ひとりが自ら目標を立て、それを達成できるよう創意工夫すること」を指します。
つまり、自分で立てた目標を、自分で管理しながら達成していくことで、仕事に対する意欲と満足度が高まるわけです。仕事にポジティブな職員が増えれば仕事の効率化がはかられ、管理監督職の方にとっても負担が減ることになります。
ちなみに管理監督者が、その部下に一方的に目標を与えて、その達成を管理するのは「ノルマ管理」と呼ばれます。
ただし、いくら自主的に目標をたてるといっても、各自がばらばらに目標を立てていては「組織としての大きな目標」を達成できません。
インソースの「目標管理研修」では、まず、トップから担当者まで「目標が連鎖」するにはどうしたらよいかをポイントをおさえてご説明いたします。
■目標設定の具体的な方法を学び、実際に目標を立ててみる
研修では、次に、目標設定の具体的な流れについて学んで頂きます。あくまでも数字や具体的な内容をベースに目標をたててゆくことが重要であること、「こんな目標の立て方が問題」といったよくないケースについても考えます。
目標の細かな内容をきちんとつめていけば、業務の中にかなり活用できます。
以上のことを踏まえて、実際に目標を立てる演習をしていただきます。組織全体の目標を考え、それを各部署・個人の目標にまで落とし込みます。
学んだ知識を実際に手を動かして実践する事で、単なる「知識の蓄積」から、ノウハウを定着化させます。
■目標達成のために管理監督者がすべき事
「目標管理」は、個人の自主性を重んじるものですが、管理監督者の方にとっては、ご自分の部下が自分で立てた目標を達成するために、動機付けを行う必要があります。
その一歩として、目標の意義をきちんと理解させ、それを達成する事で自分にどんなプラスが生じるかを示し、「よし、きちんと目標を達成するぞ」と思ってもらうために効果的な、「ほめ方」「叱り方」のコツを学んで頂きます。
また、設定した目標を適切に評価するために行う面接についても、「面接の種類・面接に相応しい場所・実際の進め方・部下の話の聞き方」など、詳細について知識を得て頂き、「忙しくても、きちんと部下の評価ができる」体制を築く土台として頂きます。
自分の立てた目標を常に気にかけてくれ、定期的に評価してくれる上司がいる職場では、部下の方も「目標のたて甲斐」「達成のための努力のし甲斐」があるというものです。
最後に、管理監督者自身が、部下の動機付けばかりに気持ちを向けるのではなく、「組織の大きな目標」を予定通り達成するために、日々の状況を管理するにはどうしたらよいかを考えます。
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以上のような流れで、インソースの演習は進んでいきます。インソースが得意とする演習を多用した内容により、考えに考えて立てた目標がおざなりになることなく、組織の向上に役立つ"ワンピース"となるはずです。
4月の年度始め、それに伴う異動や昇格の時期にもぴったりの研修といえそうです。
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「目標管理研修」