おそらく、危機管理という点から、ビジネス文書を見た場合、
最も注意すべきなのは
(1)名前(固有名詞)
(2)数字
(3)タイトル(表題) です。
多忙なビジネスマンは、多かれ少なかれ、日常的なビジネス文書を
書く際に、このような箇所を押さえています。後は、費用対効果を考え
リスクテイクします。
■ビジネス文書で注意すべき3点~「名前(固有名詞)」
お取引先の宛名を間違えて、取引が切られてしまったことは
少なからずあるものです。「渡辺」と「渡部」の区別は当然でしょうが、
お客さまによっては、「渡辺」「渡邊」「渡邉」・・・の違いに非常に
神経質になる方もいらっしゃいます。
私の周囲にも、ライバル会社の名前の提案書を提出したため、
トラブルが起き、冷や飯を食った方がいます。
■ビジネス文書で注意すべき3点~「数字」
また、売上や利益といった、業務上の数字や経営指標の桁数を
間違えたとか、消費税を計算し忘れたとかで、冷や汗をかいた方も
いらっしゃるでしょう。
あるいは、アポイントの時刻や仕入れ個数の聞き間違いをして、
折角の商機を失うこともあります。
「いち」「しち」と聞き間違えて、確認をしないまま、見積書を作成
したりするケースが代表的です。
■ビジネス文書で注意すべき3点~「タイトル(表題)」
さらに、意外に思われるかもしれませんが、文書のタイトル(表題)を
間違えることもあります。
私が失敗したケースは、「○○業務から徹退する件」という稟議書です。
今は、ワープロのカナ漢字変換で「てったい」は「『撤』退」に変換され、
このようなミスは防止できますが、手書きの時代に間違えました。
あやうく、却下になりそうでしたが、「徹夜をし続けた熱意と徹底したい
意向をくんでやろう」と、ある部長から助け舟を出していただいたことで、
事なきを得ました。
☆次回もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方