官公庁・自治体・独法:研修ニュース

 

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高速PDCAサイクルのすすめ (3)高速PDCAサイクルで成果をだすために

高速PDCAサイクルのすすめ (3)高速PDCAサイクルで成果をだすために

■高速PDCA(これまでのおさらい)

PDCAサイクルを速く回すと、課題を見つけ、改善を行う機会が増え、
それだけ成果に結びつきやすくなります。このような高速PDCAで
大切なのは、小さな車輪を無理なく継続的に高速回転させて
目的地に到達することです。

最終目標を構成する複数のサブテーマに分解し、サブテーマごとに
最終目標値、チェックポイントごとの目標値(ラップタイム)を設定し、
高頻度で確認していきます。

また、高速PDCAサイクルには、実行と結果のタイムラグが
短いサブテーマが適しています。自分のやったことの結果が
短期間にわかると、PDCAサイクル活動の活性化にも
つながります。


■試行錯誤の奨励

高速PDCAサイクルで成果を出すために大切なことは、
試行錯誤を奨励し、失敗からしっかりと学ぶことです。

試行錯誤とは、無策にとにかくやってみる、ということでは
ありません。「こうすればこうなるはず」という考え
(仮説の構築)のもと実行し、その通りになったかどうかを検証
します。その通りになれば仮説が実証されたことになります。
仮説通りにならなかった場合、その理由を考え、新たな
「こうすればこうなるはずだ」という考え(仮説の修正)のも
と実行してみるのです。この仮説の構築、検証、仮説の
実証/修正が試行錯誤には不可欠なのです。


■実行と分析のバランス

仮説の精度向上には分析を欠くことができません。
注意しなければならないのは、分析に時間をかければ
かけるほど、仮説の精度が上がるというわけではなく、
「やってみて初めてわかることがある」という現実を
受け止め、実行(DやA)に基づく分析を通じて、
仮説の修正を行いながら精度を上げていくということです。
実行がないと分析もできません。

そこで、PDCAの各サイクルに費やしている工数(人数×
時間の積値)を調べてみるといいでしょう。PやCに大半の
工数がとられているようだと、バランスを見直す必要が
あります。

このように、高速PDCAの要諦は、小さい単位で、実行を
重視し、試行錯誤により、小さな改善を継続して行うことに
あります。


☆次回もお楽しみに!

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