■商談内容をメモする
商談を進めるにあたって、相手の話をその場で上手に聞き出すのは
重要ですが、加えて必要十分なメモを取ることも重要です。
効率的な営業を考えると、限られた商談時間に具体的に聞きたいこと、聞く
べきことを余さずヒアリングし、帰社後、すぐ、次のアクションに取り掛か
れば、生産性は何倍にもなります。
聞き漏れた事を再確認なんて事になれば、電話で3分、メールで最低15分
必要になり、たちどころに時間がなくなってしまいます。
1.必要十分なメモを心がける
一般的には、商品・仕様に対するニーズ、個数、納期、予算、支払い条件
など、見積書や発注書を作るのに必要な内容、納品手配や請求など販売後
処理に必要な内容をメモします。当然、扱う商材により内容が異なってく
ると思いますので、各自皆さんが洗い出して下さい。
場合によっては、メモ用紙を自作してみる
聞き漏れの無いように、あらかじめ、ヒアリング内容が記載されたメモ
用紙などを自作するのも手です。「自作メモ用紙」で業績が2倍になっ
た方もいます。作り方は各自工夫しましょう。
2.丁寧な字でメモを書く
きれいな字で書かれたメモはメモの価値を高めます。恥ずかしながら、私
は字がきたないです。だから特に感じるのですが、汚い字は損です。それ
は、人から何か言われるからではなく、後々の活用範囲が狭まるからです。
自分しか読めませんので、メモをベースに第三者に仕事を依頼したりでき
ないし、そんな場合には二度書きする事になり、余計な時間がかかってし
まいます。コスト的な損失がくやしいですね。少し気をつけて正確にきち
んと書くのがいいと思います。
3.読み手を意識して書く
出世したければ、メモは自分のために書くのではなく、読み手を想定して
作成しましょう。報告すべき上司、後の仕事を依頼する同僚、目の前のお
客様、そんな方を読者として想定するだけで、いくつもの視点を自分の中
に持つことができ、1回の商談が緻密なものに変わります。
4.最後に
メモをおろそかにしない工夫としては、気に入ったメモ帳、気に入ったペ
ンを揃えるのも手です。「使わないと損」と思えばしめたものです。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方