前回のバックナンバー
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前回は人材育成、研修体系について、より具体的に考えてみました。そこで、人事評価制度が構築され、運用されていることが、人材育成につながるということ。そして、会社が求める人材像を明確化する必要性があるということについてお話ししました。
■求められる能力・スキルを明確化する~階層別・年次別・職種別
会社が求める人材像が明確化されたら、次のステップで、求められる能力・スキルを明確にします。そのポイントは、より具体的に落とし込むことです。
より具体的にとはどこまで具体的にするかというと
・階層別
・年次別
・職種別
です。
縦軸に階層・年代、横軸に職種というようにで、この能力・スキルを整理することによって、より具体的な能力・スキルマップが出来上がります。
これを行うことによって、頭の中でモヤモヤしていたことが、一気に整理されると思います。そのうえで更に具体的に、それらの能力をいつまでに習得しなければならないのかを明確にすれば、なお一層クリアになります。
■能力を具体的にする~抽象的な能力・具体的な能力
ここで注意しなければならないのは、「能力」という概念的な言葉を整理することです。私は、能力を定義づけるには、2つに分けて考えればよいと思います。
能力1:「企画力」・「交渉力」のような、抽象的な言葉で現わされる能力
能力2:「お客さまに対して、独力で提案書が作成できる」というような、行動レベルで見える状態にした具体的な業務能力
そのうえで、能力1で抽象化された能力を更に、能力2に書いた日常の業務における個別具体的な能力で表現するという手順で、能力を定義づけしていきます。
■具体的な研修体系を作成する
求められる能力・スキルの定義づけが終わったら、最後に具体的な研修体系を作成することになります。
研修体系を作成するにあたっては、以下の点がポイントになります。
・OJT、自己研鑽など人材育成体系との関係も考慮する
・先の階層別・年次別、職種別に求められる能力に合った研修を当てはめる
・全体の集合研修か、個別に受講させる研修かを区別する
・会社内部で行う内製化研修か、外部委託する研修かに区別する
■研修の種類を考える~集合研修・個別研修、内製化・外部委託
上記の中で特に考えて頂きたいのは、集合研修と個別研修、内製化研修と外部委託研修の2点です。
集合研修については、内製化研修か外部委託研修かを割り振ることになりますが、個別に受講させる場合には、受講者一人からでもOKであるオープンセミナー、公開講座の利用を積極的に考えることをお薦め致します。
受講者が数名の研修を、外部委託することによって割高にするよりも、受講人数に比例するオープンセミナーを活用することによって、コストが抑えられるメリットがあるからです。
世知辛い今の世の中においては、オープンセミナーによってコストを抑えることを考えていただきたいと思います。
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