弊社社長舟橋は、銀行員時代に、システム部門にて顧客分析システム、テレマーケティングシステム開発を担当し、個人向けの新商品開発に携わり、テレフォンバンキング、iモードバンキング、コンビニバンキング等を企画開発しました。 その経験を活かし、本当に、必要で役に立つ知識だけをピックアップし、本研修を作成しました。銀行システムの基本を1から学ぶ内容です。
内容
1.銀行の種類
ひと言で銀行といっても、多種多様な種類があります。 銀行には、都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、信託銀行、信用金庫、信用組合、インターネット銀行などの種類があり、それぞれに違った特徴も持っています。 こうした銀行の種類などの基本的な知識についてもしっかりと解説いたします。
2.銀行システムの特徴
社会的に大きな役割を担う銀行業務を支える銀行システムは、 その公共性から何よりも信頼性、安全性が重視されています。 そのほか、1日に1~2千万件の大量データを 処理したり、コンビニATM、PC、電話など多様なデリバリーチャネルがあったり、 24時間365日連続稼動という環境が当り前など、様々な特徴があります。 こうした銀行独自のシステムの特徴についてもしっかりと理解していただきます。
3.銀行システムの歴史
銀行の支店における人員は30年間で1/5程度に減少しています。 銀行システムの歴史はまさに省力化・事務合理化の歴史でもあります。また、金融自由化に対応するためや、対顧客ネットワークを充実させるため、現在、第3次オンラインシステムが稼動していますが、すでに、銀行システムを業務単位に細分化し、業務ごとの独立性を高める方向にむかうなどの、“ポスト”3次オンラインの動きも進んでいます。システムの特徴に加え、銀行システムの機能の歴史などもご説明します。
4.銀行システムの種類
銀行のシステムも多種多様のものがあります。
「業務系システム」は、主として、銀行における預貸金や資金証券等に関する業務を遂行するためのシステムです。 この業務系システムは、さらに「勘定系システム」や「資金証券系システム」などに細分化されます。 また、「情報系システム」は、業務系システムで発生した取引実績に関連する諸データや、そのほかの銀行内部のデータに加え、銀行外からのデータも取り込み、目的に応じたデータベースに蓄積し、管理するシステムです。 そのほか、「事務系システム」、「顧客管理(MCIF)システム」、 「顧客元帳データベース(DB)」などがあります。
5.今後の動き
もちろん、「システムアウトソーシング化の流れ」や「銀行で求められているシステムの方向性」、「銀行システムにおける証券、保険システムの取扱、方向性」なども解説します。
本当に必要で役に立つ知識だけをピックアップして”銀行システムの基本”を1から学ぶ