就職面接で人がやらない『10のポイント』

 

就職面接で人がやらない『10のポイント』

就職活動の失敗パターンと計画の重要性

就職活動の失敗パターンと計画の重要性

■ゴールを決める

就職活動を始める前に、まずはゴールを決めましょう。もちろんゴールは「内定獲得」ですが、重要なのは「納得する内定」であるかどうかです。

例えば、「就職活動はとにかく多くの企業を見たほうがいい」。このような言葉を、よく聞くと思います。確かに大切なことではありますが、ゴールを定めずに多くの企業を見ようとすると、就職活動の失敗につながってしまいます。


■よくある就職活動の失敗パターン

それでは、ゴールを「納得する内定」としたときの、よくある失敗パターンをお伝えします。

まず、「いろんな企業を手当たり次第に回ってみる」。これは、行く先々の企業の印象が良く思えてしまうため、業界業種を絞り込めません。

次に、「印象の良かった大手企業・ベンチャー企業を受けてみる」。みんなが行きたいと感じる企業は難関企業なので、その企業に入るために徹底的に準備をしてきた就活生が多く集まります。企業も採用定員があるため、より企業の利益になる学生を採りたがります。

そうすると、その分選考が厳しくなるため、自分が社会に必要とされていないのではないか、どこの会社にも入れないのではないかと、自信を失くしてしまいがちです。

採用担当者は、自信のない人の顔が自然とわかってしまいます。そんな人を企業は欲しくなく、不採用となってしまいます。

不採用になったことで、自分はまたさらに自信を失くし、不採用が連続するというマイナスのループにはまってしまいます。

そのうちに手駒はなくなり、業界範囲を急いで広げます。業界業種も様々でがむしゃらに就活を続けます。ここで妥協し内定をもらう人もいれば、就職浪人、あるいは専門学校や留学など別の道を模索する人もいます。

これは就職活動ではよく見る失敗パターンと言えるでしょう。


■戦略的就職活動

それほど大変な就職活動だったら、ゴールを「内定獲得」に置いても良いのではないか、と思われる方も出てくるかもしれません。そもそもなぜ「納得する内定」が重要なのかを考えてみたいと思います。

ゴールを「納得する内定」に置く理由は、入社後の成長に関わってくるためです。働き始めればどんな人も必ず困難な壁にぶつかったり、失敗することもあるでしょう。そんなとき、妥協して入社した人は、「もともと自分のやりたかった仕事ではない」と言い訳し、せっかくの成長の機会を失ってしまいます。自分の「納得感」が、「好きで入ったのだから、自分で選んで決めたんだから頑張ろう!」という前向きな気持ちを生み出します。壁にぶつかったときに壁を乗り越える力に変わります。


■戦略的な就職活動の進め方

では、どのように就職活動を進めればよいのでしょうか。先にも言ったように、自分のゴールを定め戦略的に就活を進めましょう。まずは企業の条件や大切にしたい軸等を明確にし、自分の見るべきポイントを絞ります。戦略的にいろんな企業を見ていくようにしましょう。そして、志望度に合わせて、自分にとっての「練習」や「準備」期間を設けることで、実績を積みます。選考を進めていくうちに、内定をもらうこともあるでしょう。そこでしっかりと自信をつけ、本命の企業を受けていきます。就職活動において手当たり次第、かたっぱし、がむしゃらでは、「納得する内定」は得られません。

「働くことは生きること」と考える人は少なくありません。そんな重要な選択をしていくからこそ、しっかりと計画性をもって着実に前進しながら就職活動を進めていきましょう。


☆次回もお楽しみに!

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