新人・若手社員の離職の主な原因
新人・若手社員といった仕事経験が浅い方の中には、大きな仕事を任せてもらえず、自分の仕事が何に繋がっているのかが不明瞭で、やりがいを感じづらい方も多いようです。また、自分の状況や仕事の内容について、周囲に気軽に相談できる人がいない、という方も少なくありません。
では、何があったら彼ら・彼女らの早期離職・退職を防止することができるのでしょうか――。
何があったら離職を防止できるのか~新人・若手社員の離職防止に必要な要素とは?
新人・若手社員の早期離職を防止するためには、以下の3つの切り口で彼ら・彼女らのいる環境や状況を考えることが重要です。
■人間関係
自組織には「気軽に相談できる人がいる」「気にかけてくれる人がいる」と思えるような存在があるか
■承認欲求
「自分はこの組織に必要とされている」という組織への満足度を感じられるか
■帰属意識
「この組織で働きたい」「この仕事に誇りを持っている」という帰属意識を抱き続けられるか
特に新人・若手社員といった、まだ組織内での人間関係や社内ネットワークが広くなく、また任される仕事がそこまで大きくない階層に対しては、一人ひとりが 「この職場には自分のことを理解してくれる人がいる!」「自分を必要としてくれるチームがある」と思える組織・職場風土を実現することが大切です。
離職防止策に、アセスメントツール「giraffe」!
giraffeとは、オンラインで106問の設問に回答いただくことで一人ひとりの特性や個性を"見える化"する、アセスメントツールです。
具体的には、キャリアタイプ志向、仕事のモチベーションの源、チームでの役割、判断軸、共感力、その他主体性や逆境力などの考え方・行動特性・・・、計40項目から個人の特性を見える化します。
▶一人ひとりの特性と組織全体の傾向を「見える化」giraffeアセスメントサービスについて
giraffeを用いると、普段なかなか話すことのない、「実は私、〇〇なんです・・・」「実は今、こんなことを感じているんです」といった自身の価値観や考え・想いを改めて開示することができます。その開示を受けることで周囲の関係者も「そうだったんだ!」と相手を理解することができ、相互理解を深めることでメンバー同士の関係性がより良いものへと変わっていきます。giraffeはアセスメントツールであり、かつ、コミュニケーションツールでもあります。
「自分の居場所はここにある」と思えること――、すなわち良好な人間関係があり、承認欲求が満たされ、組織に対する帰属意識を持てることこそが、新人・若手社員の離職防止につながります。
giraffeを使った離職防止までの3ステップ
ステップ1:giraffeを受検して自己分析
まずはWEB上で106問の設問に答えていただきます。受検結果は回答終了後すぐに閲覧が可能です。受検結果の中では、キャリアタイプ志向やモチベーションの源、考え方・行動特性などが可視化されています。
・自分の特徴を表していると思う項目
・周囲の人は知らないだろうと思う自分の特徴
・周囲の人に知っておいてほしい自分の特徴
を改めて考えて自己理解に取り組んでいただきます。
ステップ2:お互いの受検結果を見ながら相互理解
受検結果に関連づけて、改めて自分自身の強みや弱み、また周囲の人に知っておいてほしい自分の特徴について、一緒に働くメンバーに伝達し、共有します。また、お互いの結果を眺めながら、本人の特徴をよく表している項目や、意外だと思った項目について話し合ってみましょう。きっと、これまでとは違った側面や素顔を知ることができるはずです。
こうしたコミュニケーションを通じて関係性を深めることが、「この職場には自分のことを分かってくれる・理解してくれる人がいる!」という安心感や一体感につながり、ひいては組織に対する帰属意識の醸成へとつながっていきます。
ステップ3:「会社に対する満足要素」についてディスカッション
giraffeには「手応えのある仕事ができる」「興味深い仕事ができる」「人間関係が良好である」など、会社に対して満足している要素を選択するアンケートもついています(計35項目)。
それぞれの項目を話し合い、自組織のあり方について議論を深めることができ、エンゲージメントの向上につながります。
また、新人・若手社員がどんな点に満足を覚えるのか(または覚えないのか)を確認することで、メンバーにとって理想のチームはどんなものか、社員にとって理想の職場とはどんなものかを考えるきっかけとなるはずです。互いの価値観や理想像を理解するだけでなく、「どうしたら、働き続けたいと思える職場づくりを実現できるか」を共に考える機会を設けてみてはいかがでしょうか。
コミュニケーションが希薄化してしまう今だからこそ
インソースは、giraffeが職場のコミュニケーションを活性化し、新人・若手社員が「離職」や「退職」を考え、判断・決断してしまう前に、関係者に相談をしたり、悩みを共有したりできるような後押しをしたい、と考えています。そのためには、日頃から新人・若手社員が先輩や上司と気軽にコミュニケーションをとれる関係性を築いておく必要があります。
今一度、新人・若手社員を含めたチームメンバー同士で、互いのgiraffeの結果をもとに、普段はなかなか訊けないこと、話せないこと(話さないこと)を伝え合い、関係性を深め、エンゲージメントの向上・離職防止の策を講じてみてはいかがでしょうか。
また、不明点・ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
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